どんぴんからりん

昔話・絵本いろいろ。語るのを目的としたものでしたが・・。それにしてもまるで森に迷い込んだ感じです。(2012.9から)

「地主の頭は何斤か?」・・中国、「ふたりの兄弟の話」・・フランス

2018年05月21日 | 昔話(外国)
 「先に怒ったほうが負け」という話で、兄弟が出てきて、やりこめられた兄を弟がカバーする話。

・「地主の頭は何斤か?(子どもに語る中国の昔話/こぐま社/2009年)

 一年間働けば他より賃金を多く払うという地主のところに兄が出かけていきますが、地主からだされた3つの問題ができず、一文ももらえずにかえってきます。

 次に弟がでかけ地主をやりこめ、兄の分の賃金も持ち帰ります。

・ふたりの兄弟の話(世界むかし話 フランス・スイス/八木田宣子・訳/ほるぷ出版/1988年)

 兄が年三百フランという、そのころにしてはいい金額で農場に働きにいきますが、主人がいう条件は、さきにはらをたてた者は、背中のひふをひときれ、はぎとられる というもの。

 兄は野原でハリエニシダを刈りにいきますが、仕事を一休みしようとすると犬が噛みつきます。怒った兄がこんなところで働けないとはらをたてると、主人は、兄の背中からひふをひと切れはぎとってしまいます。

 次に弟が出かけて行って、あの手、この手。

 犬も一緒にでかけていきますが、犬の頭を切りおとしてしまいます。

 怒ることができない主人が馬、めす馬を野原に連れていって、草を食べさせ、つゆを地面におとしてもいけないと言われた弟は、斧で頭を切りおとしてしまいます。
 それでも怒るわけにいかない主人から、ブタを市につれていくようにいわれた弟が、今度はブタを商人に売り、打ったブタのしっぽを全部どろにさします。
 あとからやってきた主人が、怒りで顔を赤くすると・・・・。

 「先に怒ったほうが負け」というタイプには、やはりブタがでてくる話もあります。

 フランス版は頭を切りおとすなどインパクトが強すぎますが、中国版では、地主から地主の頭の重さはどのくらいときかれて、弟は、頭を切りおとしてみましょうと切り返します。
コメント