どんぴんからりん

昔話・絵本いろいろ。語るのを目的としたものでしたが・・。それにしてもまるで森に迷い込んだ感じです。(2012.9から)

老人保健施設でのおはなし会・・2017,2018

2018年05月10日 | お話し会

2018年5月
 いつもは女性の方が中心ですが、今回はめずらしく男性の方も4名。 
 今月誕生日の方は90歳ということでした。

 何年も歌ってなくても、童謡は思い出せるから不思議です。

 1 童謡(茶摘み、鯉のぼり)
 2 ミョウガ宿(読んであげたいおはなし 松谷みよ子の民話 上 筑摩書房)
 3 一匹足りない(猫の人形を利用しながら)
 4 手遊び
 5 豆っこ太郎(紙芝居)

2018年2月

 久し振りに老人保健施設へ。

 入館時、おでこで体温チエック。集団だといろいろなところへ気を配らなければいけないので大変だとおもいました。

 ちなみにインフルエンザで1月はお休みでした。

 1 つるかめ(語り かたれやまんば)
 2 ヨゼフのコート
 3 ももたろう(手遊び)
 4 やまんばと三人兄弟(紙芝居)

 ハーモニカや手遊び、歌をまじえてのおはなし会でした。

 2017.10

 1 ねずみ経(語り)
 2 カラスの親子(指人形)
 3 不思議なうろこ玉(紙芝居)
 4 ひと山こえて
 5 歌(もみじ、ゆうひ、むすんでひらいて、ふるさと)

 歌はハーモニカの演奏で。
 何年も歌っていなくても、すぐに思い出せるのは不思議。みなさんも一緒に歌ってくれました。
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ミョウガ宿

2018年05月10日 | 昔話(日本)
        <ミョウガ宿/読んであげたいおはなし 松谷みよ子の民話 上/筑摩書房/2002年初版>

 落語にもある聞いていて楽しい話。

 ちいさな宿屋を営んでいた夫婦のところへ、ある日旅の薬売りやってきて、財布をあずけます。

 薬売りが風呂にはいっている間に、夫婦が財布をみると大金がはいっています。

 なんとか大金をわがものにしたいと、夫婦は、物忘れをするというミョウガを薬売りに食べさせます。
 夕飯も朝飯もミョウガづくし。

 朝、薬売りはあずけた財布のことはなにもいわず、宿屋をでていきます。ほくほくしていた夫婦でしたが、すぐに薬売りがもどってきて財布をとりもどします。

 客を見送った夫婦ですが、よくよく考えると宿賃をもらいそこねたことに気がつきます。客が宿賃を払うのを忘れたのです。
 
 ミョウガを食べると物忘れするというのですが、むしろミョウガは、脳の記憶や集中力を活発に活動させるようです。

 この話にもいろいろなバージョンがあります。

 松谷版にはないのですが、宿泊客がミョウガ料理の美味しさをあちこちで吹聴してくれたことで、それからその宿屋は「ミョウガの宿」と呼ばれ、たいそう繁盛したというオチがあると楽しさも増すように思いますが・・・・。

 夏に向けて覚えたい話です。

 松谷さん以外のものも読んでみました。

 藤田浩子さん(かたれやまんば3/藤田浩子の語りを聞く会/1998年初版)の冒頭部には、宿屋の亭主がお坊さんの説教を聞く場面が入っていて、大分長くなっています。

 逆に後半に、特徴があるのが、こぐま社版(子どもに語る日本の昔話2/稲田和子・筒井悦子/1995年初版)。
 宿賃を忘れた客を、宿屋のおかみさんが探す場面があります。

 宿屋の夫婦も、松谷さんのものは、人のよさそうな夫婦ですが、藤田版もこぐま社版も欲深い夫婦です。

 松谷版では、魔がさして、財布に目をつけるというあたりが、うまくでているようです、

 はじめ松谷版をみていて、みょうがの食べ物がさっぱりしていて、藤田さんのものだったら、もっと凝ったもののように思ったのですが、そのとおりでした。

 (松谷版)
   夕飯・・汁の実もミョウガ、ミョウガの玉子とじ、なにからなにまでミョウガ
   朝飯・・ミョウガのつけものに、ミョウガのみそ汁

 (藤田版)
   夕飯・・みょうがの味噌汁、みょうがの飯、みょうがの天ぷら、みょうがの酢の物
       みょうがの煮物、みょうがの刺身
   朝飯・・みょうがの味噌汁、みょうが飯、みょうがのごまあえ、みょうがの漬物

 客がうまいうまいといってお代わりする場面も、目に浮かぶようです。

 藤田さんのコメントに、茗荷の由来がのっていて、話の理由がわかりました。

 名前の荷物の草と書いて、茗荷と読むというくだりがでてきて、なるほどど納得しました。

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