小川原湖自然楽校だより

~親子自然体験、環境教育、森のようちえん、防災教育~

自然楽校 『仏沼の野鳥と水生生物の観察会』

2016-06-13 | 自然楽校
6月12日、『仏沼の野鳥と水生生物の観察会』を行ないました
仏沼に入ると、繁殖期をむかえている野鳥たちの賑やかなさえずりが聞こえてきて、ヨシの間を飛び交っていました。
講師の関下さんから双眼鏡の使い方レクチャーしていただいた後、双眼鏡やフィールドスコープで野鳥たちの姿を観察
しました。

 
 
フィールドスコープは野鳥観察の必需品。こんなに大きく、はっきり見えます! (右:コジュリン)
 
         コヨシキリ            参加者の目の前に近付いてきたトビ。間近でみると大きいです!


野鳥以外にも様々な動植物共存している仏沼。道端で小さなトンボや、花、動物の“落し物”も見つけました

 
カラカネイトトンボみーつけた! とても小さいのでパッと見ただけでは気が付きませんが、一度見つけると目が慣れて
『ここにもいた!』 『あそこにもいるよ!』と、たくさん見えてきます。


 
(左)これは誰の落し物だろう? 関下さん:『テンかな?』
(右)関下さんは様々な生きもののことを、楽しくレクチャーしてくださいます。これは、ウミネコの鳴き真似をしているところです♪

 
草笛遊びは大人も子どもも一緒になってできる体験。大人も子どもも関係なく、音を出せた人がヒーローになる瞬間です。


 
ちょっぴり飽きてしまったチビっ子たち。例年、ぐずる子もいますが、森のようちえんの時から参加しているこの2人。
なにか面白いことはないかと辺りを見回し、ある草を発見してスイッチが入りました。
しばらく“道草”が続きましたが、自然の中で楽しむ力を育んでいることを実感できたひとコマでした。


 
目の前に水たまりがあったら、どこを歩きますか?
水たまりの真ん中を歩く子、“一本橋”を歩く子。自然楽校の保護者のみなさんは、自らは端っこを歩きつつ(笑)、
子どもたちには「端っこを歩きなさい」とは言いません。いつも感謝しながら、私もそんな親になりたいと思っています



午後は子どもたちが楽しみにしていた水生生物の観察です。
小川原湖畔の田んぼの近くで“ガサガサ”をしました


 
 
用水路に網を入れてガサガサをすると、小さな魚や水生昆虫が沢山いました。
 
『メダカかわいい~!』と、優しい笑顔でメダカを見つめるIちゃんが、とっても可愛いかったです
 
        イバラトミヨ(絶滅危惧種)              ドジョウ
 
        コオイムシ(絶滅危惧種)                ヤゴ
 
         カラス貝

ひととおり“ガサガサ”をし終えた後、見つけた生きものたちの生態や棲める環境について学びました。
絶滅危惧種となっている生きものが当たり前のように見られる場所も、どんどん失われ、ここもいつか
無くなってしまうかもしれません。どうしても止められないこともあるけれど、「どうしたら守れるか」
と考えること、「守りたい」と思える気持ちが大切だと思います。
この日参加した子どもたちが目の前の生きものたちの存在を知り、守りたいという気持ちを持ち続けて
くれることを願うとともに、子どもたちと一緒に考えていきたいと思います


 
 

最後はもちろんリリース。『観察させてくれてありがとう』の気持ちを込めて、そっと戻しました。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました



来月の自然楽校は、『高瀬川カヌー下り』です。小川原湖から高瀬川を下り、太平洋を目指します



みねちゃん



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