小川原湖自然楽校だより

~親子自然体験、環境教育、森のようちえん、防災教育~

スノーキャンプ2016 ~1日目~

2016-03-23 | 自然楽校
3月19日~21日、スノーキャンプを行ないました。
残雪の森でのスノーシュー&雪遊び、雪どけが始まっている山麓の森での春探し、高瀬川の河口でビーチコーミングと、
山から海まで八甲田周辺の大自然を遊び尽くした3日間の様子をご報告します
(文中に出てくる子どもたちの名前は、子どもたち自身が決めたキャンプネームを記載しています。)


【1日目】 創造の森で春を探そう&長芋すいとん作り

キャンプ初日。ドキドキわくわくの3日間がスタートです。午前中は東八甲田家族旅行村のレストハウスで、
自己紹介と環境教育プログラム(Project WILD=プロジェクト・ワイルド 以下、PWに略)を行いました。


みんなに呼ばれたい名前(キャンプネーム)で自己紹介。 シイタケ、マロン、フランシスコ、カッピーなど様々です
 
心を一つに、ボールを繋げます。最後のカップインが難関。どうやったら入るか知恵を出し合いながらチャレンジしました。
  
 
(左) 『硬貨や切手の野生生物』
切手に描かれているものが野生であるかないかを考えます。野性とは何かという定義付けがポイントです。
地球のイラストが描かれた切手。地球は野生?野生じゃない??

 
(右) 『私は誰でしょう?』
みんなは家族の中で誰に似ているかな?哺乳類である人間は近親者に似ていますよね。
このプログラムでは、様々な生き物の幼虫と成虫のカードの中から親子だと思うカードを合わせてペアを作ります。
哺乳類、鳥類、水生昆虫の親と子の姿の違いを知り、生き物の多様性を学びました。



お昼ごはんを食べた後は、雪どけの進む創造の森へ春を見つけに行きました

 
早く森に入りたくてウズウズしている子どもたち。   トチの冬芽を触ってみました。『わぁ!ベトベト~。』
 
タヌキの“溜めフン”を発見!

『春み~つけた!』 フクジュソウ、イチリンソウ、フキノトウが顔を出していました。
 

木登り&ツタ遊びが大好きなコウキ。遊べそうなツタを見つけると飛びついていました。
 

急な坂はちょっぴりスリリングな体験。
3年生のはやを自らサポートする6年生のシイタケ 男らしい~
  

坂の下の広場で雪合戦が始まりました。ここぞとばかりにおもいっきり雪を投げて遊ぶ子どもたち。
隊長子どもたちとなりましたが、この人数差でも隊長が優勢だったのは、やはり年季の違いでしょうか
 


創造の森を後にし、この日の宿泊地「かだれ天間林」到着。
かだれ田舎体験協議会のお母さんたちに教わりながら、長芋すいとん作りをしました。

 
事務局のTさんが出迎えてくれました       かだれのお母さんが丁寧に教えてくれます。まずは人参から。
 
慣れた手つきの女の子たち。お母さんみたいですね  こちらもなかなか様になっています
 
この表情The料理人               厚みの違いも手作りならでは
 
14人分の食材が切れた頃、ネギをかじるのが大流行。『辛~いっ』と言いながら、またかじる子どもたち。なぜ(笑)
 
そろそろお腹も減ってきて・・・ちょっと味見
 
さぁ!すいとんをこねますよ~手に粉が付くのだって面白い。みんなでイェ~イワイワイ楽しい作業です。

  
味はどうかな?                   めぇ~~~~~~~~~~~~~~~~
 
とっても美味しいすいとんができました       みんなで作って、みんなで食べると美味しいね


子どもたちから、
『ゴボウや鶏肉を細かく切ることが難しかった』
『みんなで作ったから美味しかった』
『地元の人たちと野菜を切ったり、長芋と粉をねったりりするのが楽しかった』
といった感想が多く聞かれました。
料理も創造的な体験のひとつです。調理の作業も、作りながら交わす会話も、自分たちで作った料理の味も、
子どもたちにとって印象に残る体験になったようです

かだれ田舎体験協議会のみなさん、大変お世話になりました。ありがとうございました
 


 かだれ田舎体験協議会では、長芋すいとん作りの他にも様々な体験プログラムを実施しています。
自然豊かな七戸町での田舎体験プログラムはこちら七戸町かだれ田舎体験協議会HP


NEXT→2日目は、スノーシュー&雪遊び&テント泊体験です。