本当に残念です！
ベスト８を賭けたパラグアイ戦は延長でも決着がつかず、惜しくもPKで敗れました。大会前のどん底の状態からすれば、W杯のベスト１６は奇跡に近い素晴らしい結果ですが、ここまで来ると逆に本当に悔しいです。この試合でも全員で良く守り抜きました。Ｗ杯４試合で２失点と言うのは本当に素晴らしいと思います。
ただ、この試合では南米の選手特有の巧さにやられて、ルーズボールの殆どをマイボールに出来ず、終始苦しい展開となりました。また、グループリーグの３試合を走り抜いたせいか、中盤の選手のコンディションが悪く、中盤でボールをキープ出来ず、思うように攻められませんでした。日本の特徴である早いパス回しが見られず、得点の予感が感じられなかったです。
後半３０分過ぎには阿部を外して中村憲剛を投入して、点を取りに行きましたが、駄目でした。選手たちも精一杯戦ってくれたと思いますが、攻撃面では大きな課題が残りました。
Ｗ杯前の迷走岡田采配は影を潜めて、ある程度、納得の出来る采配だったと思いますが、ただ１つ、点の欲しい場面で森本を投入して欲しかったです。コンディションが良くなかったのかもしれませんが、今回の日本代表ＦＷの中では、唯一海外でプレーしている選手ですし、テクニックを持っている選手ですので、森本のプレーを見ることが出来なかったのは残念でなりません。個人的には森本を出して引き分けなら諦めがついたのですが・・・。
ＰＫまで縺れてしまえば、正直、勝敗は運でしかないと思いますので、ＰＫになる前に勝負をつけられなかったことが全てだと思います。駒野自身はＰＫを外してしまったことに責任を感じているようですが、それまでのチームへの貢献度を考えると、だれも彼を責めることなんて出来ません。
ベスト４の目標は次回のブラジル大会まで持越しです。
