あけぼの

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ピンコロ人生と地球知の旅、触れ合いの旅 

2017-06-24 09:23:34 | 講演・アート・音楽・スピーチ

  シニアーは今何が出来て何をしているかがその人の価値だと思う。過去の履歴は関係ない。気力、体力、心意気があるかどうかだ。好奇心の退化と身体の反応が鈍くなった分、判断力は上がった筈だ。年齢を口にすることは自己弁明だ。生まれ持った個性と能力、ユニークな思考と行動力で精一杯生き、社会への還元を願うばかりだ。健康年齢は平均年齢より伸びているので筆者の終焉は5年先だろう。今まで頑健そのものだったのでピンコロで行きたいものだ。メイ・サートン(アメリカの詩人・小説家)の言う「……老いて生きることの意味は身近な若者に『手を貸す』喜びを持つこと」に学び、車も買い換え、現在若い人たちにその車で手を貸している。考えられることには何でも挑戦してきたがバックパックの旅もその一環だ。近年はアイスランド、イラン、ガイアナ、スリナム等、余り人が行かない国を旅してきたが、特にガイアナ、スリナムは個人旅の報告ブログぐらいしか情報が無い国で、「そこに行くことが旅だ!」と冒険を試みた。若者の旅行者、「何でも見てやろう」の旅と異なり、「国の文化遺産より人間遺産!」が目的だ。その一部をご紹介しよう。  魚の調査に来た人以来我々が初めて見た日本人だって!  南米はスリナムの旅行代理店に飛び込んだら、5年前、魚の調査に来た日本人以来、貴方たちは2回目だと珍しがられた。実際日本人に会わなかったが宗主国のオランダ人はよく見かけた。ホテル、クラスノポルスキーは市内散策中に飛び込んだが、受付のアンウォーさん(いい名前!)が宿泊費30%も割引し、カード手数料も不要にしてくれ、現金持ち合わせが少ない我々には渡りに船、3日間ここで楽しんだ。人々は親切、話しかければフレンドリー、大統領官邸前の広場の落ち着き、植民地時代からの建築物の品格、5民族共生の像、屋根を連ねた個人マーケット前の賑わい、白タクがバスより安く運んでくれたり等、近い将来への発展が感じられた。若い独立国らしい新鮮さがある国へメリハリのある旅だった。

 筆者の今後の旅には挑戦だけではなく、若者に手を貸すという新しい課題を追加し、過去の体験も活かして地球千鳥足の旅の価値を拡大したい。(自悠人)

  写真 1.格安で泊めてくれた、親切レセプショニストのアンウォーさん 2.オランダ植民地時代のユニークな建造物 3.パラマリボの街で見かけた素敵な父娘 4. 5民族共生の像