あけぼの

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ワイフは満足、私は脳がおかしくなった国

2015-05-08 09:43:01 | 旅行記、多文化教育、国際

  1.美しいリゾート、バラデロの海 2. 民宿の家族と 3. 世界遺産、トリニダーの静かな公園

 淡い紺と緑の海に浮かぶカリブ海の国キューバは南国の別天地、不思議の国のイメージだ。社会主義共和国として医療、教育は無料。特技の生かせる体育系は国費で才能が発揮出来海外でも活躍中。個人の資質を大切にする施策のように思える。医学は優れ平均寿命は日本並、アフリカに医者を派遣したりと国際貢献度も優れている。国民生活が豊かなら良いが、訪問して感じたことは「経済が破たん状態ではないのか」だった。ホテルの設備とサーヴィスは驚くほど貧弱! ネットで予約したホテルは90CUC(約$100)でトイレに便座なし。タクシーで着いた時入り口で日本語が耳に飛び込んだ。先客、キューバ・ファンのオカベ君の情報、「2重貨幣制で人民はCUP、観光客はCUC、国は貧しいが民宿が好評」は大いに役立った。宿泊ホテルは朝食も最低、たった1種のパンとコーヒーのみ。朝食込みなどと言えるホテルではない。すぐに民宿を探しに出た。民宿は泊まり心地最高! 商店街の近く、住宅地の一角にある民宿は4部屋を使って営業、2ベッド・ルームで雰囲気上々。朝食はオムレツ中心だがフルーツ付きの豪華版で美味。英語も上手なインテリおばさんの経営で$25とは驚きだった。地方へ行く観光情報もここで得て2泊した。民宿は沢山あるのでキューバ探訪には民宿がお勧めだ。不思議な給与制度とレストランの行列 スーパーを覗いたが商品が少ない。給与制度も不思議だ。日米ならエリートである医者の給料が非常に安いらしく、有能な人たちが外貨の稼げるタクシー運転手や民宿など職業替えをしたり、他国に亡命して家族へ送金しているという。小さな食堂のウエイトレスと仲良くなり翌日人気レストランで待ち合わせて食事を共にした。そのビルの前に行列 があったがそこへの行列とは思わないほど長く、並ばず入ってしまった。レストランはビルの2階、ビルは半世紀前のもの、内部は破壊されたまま一部だけが使われている。都心一等地だというのに。他に良いレストランが無いのだろう。料理は美味、彼女は残して持ち帰った。オバマさんの国交正常化で便器等の物資不足を含め生活改善への希望が持てるのではなかろうか。(自悠人)

行列のできる人気レストランの内部