あけぼの

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終活と余命の競走:ちょっと大袈裟ですが…

2014-05-21 15:09:22 | アート・文化

Dscf4173 P6120350 終活を始めた。と言ってもCoffin入り体験などという業者がらみの活動ではないし、今日明日に命の終焉が訪れるとも思っていない。が、わが葬儀のプロジュースは自分で、と考えた。「葬儀中流れるBGMとして、思い出の曲を自分で演奏したピアノ曲のDVDを準備しておきたい」と言ったら、友人がDVD録音機を持って拙宅に来てくれると申し出た。残るは選曲と演奏練習のみ。60歳から始めたピアノだ。練習ははかどらず、1曲やっとマスターし次へ進めば先に覚えた曲の弾き方を忘れる。CEA(健康な皆様には無関係な数値)がちょっと高く、ピアノ練習と余命の競走だ、と言えば大袈裟か。選曲 

.雨降りお月:父が入院した時、病院で父母と一緒に何度も歌った思い出の曲。

.虹:筆者のFirst NameBlog名「彩の渦輪」の由来する曲。西条八十作詞、近衛秀麿作曲のこの歌は今小川地球村塾の塾歌だ。

.木曾節による小狂想曲:アメリカのパーティーで演奏した曲。マンドリン名曲 集より。

.スパニッシュワイゼン:踊り出したくなる軽快な曲。マンドリン名曲集より。

.楽しき農夫:初めてのピアノ発表会で、駕籠を背負った農夫姿で弾いた曲。

.六段:八橋検校作曲、この曲もアメリカの大学やパーティーで着物姿で演奏した。ピアノ曲にアレンジした琴の曲だ。

.水色のワルツ変奏曲Variations on Waltz in Pale Blue):鳥取県が生んだ天才作曲家、高木東六作。しみじみとしたトーンで始まり19までvariationがある美しい曲だ。

マンドリンの曲が2曲入っているが、学生時代同志社大学マンドリン・クラブの演奏をよく聞きに行ったこと、娘も大学時代マンドリン・クラブのメンバーだったこと、等の思い出の宝庫は我がマンドリン名曲集だ。上記の曲のDVDの完成と余命との競走は短距離?長距離?勿論長距離競走を願っているが、神のみぞ知ることだ。さて、面白いことに夫、自悠人も加齢を意識させられ、50号の自信作を残したいと言いだした。家の片付けや庭の松の剪定にも凝りだしたのはご愛嬌だ。(彩の渦輪)

キャプション 1.スパニッシュ・ワイゼン。 2.六段。クラスの学生(ベース)と合奏(階段教室です。聴衆は上方に沢山いますよ!)。