あけぼの

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民族衣装、カンドゥーラで街を闊歩した自悠人

2013-03-20 15:33:31 | まち歩き

Mar5102013a_055_2 Mar5102013a_096 無人メトロの駅は巨大な貝殻ドバイに立派なメトロが走っている。3年半前に開通した世界最長の無人電車だ。2路線あり、市内では地下を、郊外では地上を走る。金曜日は礼拝の日、メトロも午後2時からなので要注意だ。渋い金色で流線型の巨大な貝殻を被せたようなメトロ駅はかつてアラビア湾の真珠採取でこの国が栄えたことを物語っているが、日本の真珠養殖の影響で打撃を受けたそうだ。国際都市らしく乗客は外国からの労働者が多い。我々はこのメトロをよく利用し、適当な駅で降りては街を散策した。バージュ・ハリファの真下まで行き、世界一だと評判のドバイ・モールに感嘆した。思い出したのはメキシコシティーの巨大モール、だがそれ以上だ。楽しみ上手の夫は到着直後にアラブ男性用民族衣装、カンドゥーラを購入し、街を闊歩した。お洒落なサングラスのおかげでアラブの金持ちに見えなくはなかった。筆者も夫に合わせて手縫いのパキスタン衣装を纏った。服装の主が日本人と知ると現地の人は喜んで握手してくれた。異文化民族衣装を楽しむ旅人は気楽なものだが、夫と父以外には髪の毛と肌を見せてはならない女性たちは黒装束アバーヤから解放されたくはないだろうか、と気をもむことしきりだった。(彩の渦輪)