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880号に出動の声かからず/高松琴平電鉄

2021-01-22 13:59:32 | ⭐️四国地方の鉄道
Photo/仏生山車両基地の一番目立つ側線に、整備直後の美しい状態で880号が留置されていました(1997年7月/仏生山/モノクロネガで撮影)
 
 
琴電の仏生山車両基地を訪問した1997年7月、ヤードの側線に880号の姿を見つけました。整備直後で車体はピカピカ。旧形車としてよく目立っていました。880号は、1929(昭和4)年に日本車輌で製造され、のちに東武鉄道に合併し東武野田線となる「総武鉄道」という会社で、クハ1201としてデビューしました。
 
1947(昭和22)年に戦後復興のため国鉄モハ63が東武に移籍。この玉突き異動でクハ1201は琴電に拠出(きょしゅつ)され、琴電の9000形910号となりました。琴電入線後も付随制御車でしたが1974(昭和49)年、電装化の改造で電動制御車730号に。さらに1981(昭和56)年に、再び電装解除の改造で付随制御車に戻り880号となりました。
 
880号となってからは、長らく予備車扱いとなって留置が続き、廃車寸前となりましたが1996年、瓦町駅の高架化による志度線分離の時に現役に復活。この際に車体更新の工事を受けて、ノーシル、ノーヘッダー(窓の上下の補強板なし)のレトロ・モダンなすっきりとした車体に生まれ変わりました。
 
しかし、最後の改造・整備の後も、配属先の志度線で走ることなく、待機するだけの毎日となり、2000年には廃車・解体となってしまいました。仏生山で写真を撮ったのは、塗色も更新されて営業運転を待つ880号の姿です。いつでも走行OKの状態でしたが、ついに「出動」の声がかかることはありませんでした。
 

 


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