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病気平癒祈願のお地蔵さま

2020-11-28 00:00:04 | 2020_秋_山口帰省


 角島からの帰りは二見浦のお墓参りへ。真ん中のぽつりと浮かぶ島は「蓋井島(ふたおいじま)」。人口はおよそ90名、スーパーの「みなと屋」あり。小学校はあるけど、中学校は無し。小学校の児童は1名。近くに住んでいながら、蓋井島に上陸したことは皆無。どんな雰囲気なのか、Googleマップのストリートビューで確認することはできます。クルマがやっと1台通れるくらいの狭い道ばかりなので、Googleマップのスタッフさんが歩いて風景を収録。
 蓋井島への船は1日2往復(夏期のみ3往復)あり、片道40分。行こうと思えば日帰りもできるはずなのに、未訪問。日本一上陸するのが困難を極める青ヶ島へは若い頃何度も訪ねているなんておかしいと思うんですけど・・・。船で24時間(過去は25時間半)もかかる小笠原も然り・・・。

  県道39号線から国道191号線へショートカットする二見トンネルが開通したのは2003(平成15)年7月開通。
 ・二見トンネル開通の目的
 国道191号線に向かう二見の県道は狭い上にクルマの通行も多い。人身事故が多発するため、二見トンネルを作る話が出たのは1998(平成10)年頃。1999(平成11)年から山を貫通する工事が始まり、4年の歳月を経てやっと開通。毎年夏になるとジローさんが非常に楽しみにしているサザエやアワビを獲るための素潜りも今まで遠回りするような道を通らず、トンネルであっという間。喜んだのもつかの間、2004(平成16)年の夏が最後の素潜り。その年の冬から1000キロ離れた関東へ移住。
 標識の上にあるものはJR山陰本線。撮影の1ヶ月前にキハ47改造の観光列車「〇〇のはなし」で私もあそこを通過。カーブするように曲がり、トンネルの反対側の長門二見駅。
 左側に見える小さな祠のようなものは、病気平癒祈願のお地蔵様がまつられています。

 もともと、ここにあったものではなく、もっと奥の山頂付近にありました。二見トンネル開通に伴い、すぐお参りができるように移転。伯母はもとのあった山頂付近まで毎月1回はお参りし、遠く離れてくらす私の家族の健康を願ってお祈りしてくれました。今はあの急な坂道を上がれなくなり、家からお地蔵様にお祈りしているそうです。そのおかげもあって、みんな元気で暮らしています。今年はジローもふてにゃんが入院してしまう騒ぎもありましたが、わずか数日間だけで退院。2年ごとの人間ドックを受けても、今年も太り過ぎを指摘され、あとの検査項目は2年前と同じく基準値内のほぼ正常。1000キロ離れていても、不思議な力をもたらしてくれるお地蔵様。ありがとうございます。これから帰省するたびにお参りさせていただきます。

 お地蔵様はいつからあったのか、調べようと思いましたが、書かれていませんでした。最後に「病気平癒祈願 平成十七年 八十八歳男」と書かれています。お顔を拝見すると、目や鼻、口などの輪郭はほとんど消えかけています。江戸時代(1600年から1867年)のものだと思われます。

 海側から潜れば、出口は長門二見駅。

コメント
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