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あおがしま便り

2016-02-10 00:07:47 | 2014~2020青ヶ島

 2月だというのに、まるで真夏!?職場の来訪者スペースは暖房を入れるが、事務室はあまり暖房を入れない。寒いっ!と厚着してしまいます。2月の太陽が眩しすぎて、少し逆光になってしまいました。お便りによれば、「日曜日、大千代に行く道からです。」とのことでした。
 都道236号線から左へ分岐すると、大千代港へ行けます。青ヶ島の地図は全部頭の中に入れてあるのに、「大千代港」の標識が設置されていないので、最後までなかなか見つけられなかったところ。やっと行けたのは2014年の夏。注意深く見ていないと左に道があることすら見落としてしまいそうな場所です。

 たぶん、上の写真とほぼ同じくらいのアングルで撮影。真ん中に二重カルデラの丸山が隆起。1785年噴火し、50年近くは無人島だった時代あり。佐々木次郎太夫が故郷を捨て難く還住を果たし、名主になりました。佐々木さんのお陰で160名近くの村民が悠々と過ごし・・・ではありません。それぞれ、仕事を持っていて、有意義な日々を送っていることと思います。何もない秘境なので、役場の人もそんなに業務に追われることはないだろうと思っていましたが、実際は総務課、事業課、産業建設課の3つしかなく、少数の職員が何種類の仕事を兼任。都会の市役所だと、いくつかの組織があり、それぞれの担当を持っていますが、青ヶ島村の総務課は都会の住民票を管理する市民課と、予算を管理する財政課と、各種契約を管理する契約管理課、国民健康保険課、納税課などなどもすべて数人が兼任しているので、日本一秘境なところであっても職員は非常に忙しいかと思います。あおがしま丸の就航をお知らせするツイッターにかまっている時間もない、ということは納得できますが、スマホに着信してくれる非常に便利なものなので再開できれば・・・。

 およそ20年前に工事中断してしまった、大千代港。三宝港が時化ていて、船の入港が難しいときの代替港として敷設工事が始まりましたが・・断崖絶壁の非常に険しい場所なので、工事も難航。たびたび崖崩れも発生し、作業員が亡くなられる事故も発生しました。

 その状態で工事を続けるのは難しい。桟橋も中途半端で長年も放置しています。三宝港の真上にある都道上手も崖崩れで分断されたまま。つながったという報せはまだなので、現在も工事中・・・かと思います。都道上手も開通できていれば、236号線は一周でき、港から集落まで徒歩圏になります。
コメント
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