7月31日午後6時前の前浜。
今日は雲がかかっているので、しばらく待っても水平線に沈む太陽の姿は見えないかも・・・。
宿の夕食時間は6時半からなので、その時間に間に合うようにしてしまいました。
神津島のメインストリート付近の「水配り像」。
昔々、伊豆諸島の島々をつくったとき、神が集まって島づくりの相談をしたのが、この神津島(昔は「神集島」)だったという伝説があります。
天上山の不入ガ沢(はいらないがさわ)というところで、水の配分について会議が行われました。しかし、なかなか話がまとまらなかったので、
「翌日、真っ先に来た者から水の配分を行う」ということになりました。
(不入ガ沢はその名の通り、立入禁止の神聖な場所になっています)
真っ先に訪ねてきたのは、御蔵島の神様。水の配分を多く受けたため、今の御蔵島は水道の蛇口をひねるだけでミネラルウォーター。日本一贅沢な水道水になっています。
横たわっているのは、利島の神様。
朝寝坊し、ほとんど水が残っていませんでした。
怒ったその神様が暴れたため、神津島のいたるところに湧水がたくさん出るようになったとか・・・。
上の神様は神津島、5体の神様は伊豆大島、新島、三宅島、御蔵島、八丈島。気持ちよさそうに寝ている神様は利島。
式根島は、もともと新島の一部でしたので、伊豆七島には含まれていません。
青ヶ島は、この中に含まれず、とても残念。
今年の暑中見舞いは、神津島から出しました。
神津島の図案は、さきほど説明したとおり、水配り像になっています。
背後に見える山は「天上山」。
花は、「ツツジ」。
母島簡易郵便局、小笠原郵便局は、「おがさわら丸」の出航時間に間に合うように出せば、関東圏は翌々日(母島からは最短で関東圏まで3日、九州・北海道宛は4日)
青ヶ島郵便局はヘリコプターが着陸する1時間くらい前(つまり、午前8時から9時の間)に出せば、関東圏は翌日、九州宛は翌々日。
神津島郵便局はその日引き受けた郵便物は、翌日の9時30分に出航する「さるびあ丸」に積むので、関東圏宛は翌々日。九州宛は、3日後。
神津島から青ヶ島宛は東京を経由し、4日後の8月5日に配達されたようです。
ヘリや航空機を使う青ヶ島のほうが速いということがわかりました。(ただし、はがき、手紙、レターパックなどの比較的軽い郵便物のみ。重たいゆうパックは船便になります)
神津島郵便局のポスト型はがき。