今日はマナちゃんのところへお見舞い。
実は昨日(25日)不妊手術、今日(26日)退院。
ハン尚宮(母)がその知らせを受けたとき、「オモモモッ!生後7ケ月の子供なのに、早すぎたじゃないの!?マナちゃんに出産の経験をさせ、自分の子供を自分の手で育てられてあげたらよいのにねぇ・・・。マナちゃんは産まれたときからずーっと人間の手で育てられ、自分と同じ仲間とのふれあいは全然なかったでしょう・・・」と哀れに思ったらしい。
チャングム家では共働きだし、長い目で見るとやはり手術をさせたほうがよいと決心。
昨日、チャングムが動物病院で立会い中、マナちゃんが自分に何かをされるのか非常におびえながらガクガク・・・と震えていた。
人間だったら、「全身麻酔をかけますので、手術中は全然痛みを感じません。麻酔の量によりますが、手術後○時間後には醒めます」など事前に説明をするが、マナちゃんにとっては何もコンタクトもなく、いきなり手術される精神的な苦痛は人間よりもはるかに重いかも。
昨日の午前中は手術前の検査で採血、データ収集。手術しても大丈夫だという結果が得られ、午後からは執刀。
「ここはどこ?チャングムよ、どうにか私を見捨てないでおくれよ」とマナちゃんが悲しげに鳴いていたが、チャングムは「マナちゃん、ごめんなさい」と心を鬼にして獣医さんに託した。
そして、今日。退院するマナちゃんを迎えに行き、「マナちゃん!」と声をかけた。ところが、いつもよりは弱々しい声で「ミャ」と返事。
精神的ショックを受けたのか、自宅に帰っても落ち着かないそぶりで顔の表情もいつもよりは険しい。
私も心配になってきたので、マナちゃんのところへお見舞いに行った。
抱っこすると、お腹のところに術跡のキズに縫い糸がついていた。
チャングムは看護師なので、人間の手術立会いを何度か経験。
「人間だったら、きれいに縫い合わせ、最後に医療のガーゼで覆うはずなのに、猫の場合はそのまま丸出し?」と首を傾げていた。
いつもなら抱っこすると嫌がり、ピョンと飛び降りるはずなのに、今日はなぜかおとなしくなり、私の顔をじっと見つめていた。
時々、弱々しい声で私に何かを話しかけていた。
それを聞いたチャングムがネコ語を通訳。「昨日はいきなりとても恐ろしいところに連れて行かれ、私の体に何かをされたんだよ。今でも痛みがするけど、あれはいったい何だっただろうね」でも言っているかも。
術跡のキズをなめたりするのを防ぐためにカラー(首のまわりについているもの)を取り付けられているが、2週間後の抜糸まではそのままだそうだ。
マナちゃんよ、手術はよく頑張ってくれた。
しばらくすると、「午前中よりは顔の表情が和らいでいたようだ」とチャングム。
ためしに「マナちゃん!」と声をかけると、「ニャー!」と元気になったかような声で返事があった。これで安心しました。当分の間、カラーをつけたままの生活になるけど、これをはずせば、元の生活に戻れるよ。それまでに我慢してね、マナちゃん。