がらくた雑記・器

 どうでも良いような、つまらない、がらくたな雑記を書きながら、趣味で集めた雑器等をアップしていきます。

倒産の前兆 帝国データバンク・著

2019年09月16日 | 読書の書評

企業信用情報の大手、帝国データバンクによる30社の悲劇に学ぶ失敗の法則。

 企業の成功には決まったパターンは存在しないが、失敗には公式がある、としている。

 倒産すると、実はあの時に倒産の前兆があったのに、なぜ気づけなかったのか?と経営者は悲しむ。

 倒産の前兆には、8つの公式がある。

 ①業界構造・市況変化の波を打破できなかった

 ②大ヒット商品が綻びを生む

 ③旧来型ビジネスモデルにしがみつくと老舗は潰れる

 ④ベンチャー企業の急成長は旧転落の序章である

 ⑤攻めの投資で上場企業が破綻する

 ⑥経営陣と現場の乖離は、取引先の離反の元

 ⑦信頼構築のためにトップが不正行為に手を染める

 ⑧倒産の前兆はあなたの会社にも存在する

38年間の信用金庫生活で、200人以上の従業員を擁する企業も多くが倒産した。

 ベンツに乗って〇〇を囲っていた、優良企業のオーナーも無一文になった。

 信用金庫生活で見て来た企業で、本当に堅実に存続してきた企業は、業界や市況の変化にスピィーディーに対応してきた。

 業容を縮小することを恥じとも感じず、業務内容の転換に対しても果敢に挑戦してきた。

 業績が厳しくなれば、商工会議所等の公職も、仕事第一として辞する。

 公職の名誉よりも事業・社員をと考え。

 経営者は社員と真摯に語り合うことで、社員の誰よりも朝早くから夜遅くまで働き、社員の見本としての姿勢を見せていた。

 当然にオーナー経営者であっても公私の別はキッチリと付け、びた一文として私的な経費を会社に振らない。

 そんな姿勢を社員が見ていれば、社員も自分達の職場を守るためにと、一生懸命に働く。

 社長が見本を見せて、社員を育てる。

 その社員が、他の社員を育てる。

 そんな会社の日常仕事を見ていて嫌になる社員は、自ずと会社を去っていく。

 リストラをしなくても、自然に社員は減少してくる。

 (出来の悪い社員は、自然と淘汰される!)

 経営者と社員が共に苦労して再生できれば、社員の雇用条件も必ず改善できる。

 結果的に、企業の規模は小さくなっても、盤石な経営基盤を築くことができる。

 信用金庫の38年間で、最盛期の従業員や売上規模から1/2や1/3や1/4になった企業もあったが、結果的には盤石な経営体質に転換できている。

 ただ、貸出を本来的な事業とする信用金庫は、企業規模が小さくなると相対的に貸付金も少なくなるので、少し寂しい取引先にはなるが。

 それも致し方ない。

 信用金庫の営業基盤の地域に企業があってこそ存在感を発揮できるが、企業がなくなれば存在感を発揮することもできない。

 問題は、どのようなスタイルで発揮する道を構築するかだ!


コメント   この記事についてブログを書く
« 職員が幸せになれなければ、... | トップ | 良い会社は良い社員が育ち、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書の書評」カテゴリの最新記事