がらくた雑記・器

 どうでも良いような、つまらない、がらくたな雑記を書きながら、趣味で集めた雑器等をアップしていきます。

事業後継予定者は、何故、ひ弱だろうか?

2019年11月29日 | オフィスベルウッド

過日、信用金庫を定年職後に一般企業に再就職しているA君と、話をした。

 どうして、最近の企業の2世や3世はひ弱だろうか?と話し合った。

 私が信用金庫に勤めていた時の取引先の2世や3世は、頭脳も明晰だったし、タフで、頑張り屋が多かった。

 2世.3世といっても、幼少期が戦中であったり、団塊の世代だから、2世・3世でも創業者のように、社員の誰よりも前向きで、競争心があり、意欲的で良く働いていた。

 よく働いてもいたし、リーダーシップもあり、勉強もしていた。

 私がJCに入会していた時、そんな先輩が多くて、そんな先輩に少しでも近づきたかったし、認めて貰いたい、と一生懸命にJC活動を頑張った。

 私が入っていたJCも、当時は会員が118名いたが、今は30名ほどらしい。

 新規のJC会員を募集しているが、なかなか会員が集まらないと、後輩のJCはこぼしていた。

最近の2世や3世は、どうもA君や私の目から見ると、ひ弱で、うたれ弱く、これで経営者になれるのか?と不安になる。

 皆、人間的には素直で良い人なのだが、将来の企業経営者としての自覚もないし(これが一番の問題)、意欲も無いように感じられる。

 なぜだろう?とA君と話しあった。

 A君の話。

 会長や社長は、仕事が忙しいからと家庭を顧みずに仕事をして、それでいても遊びは仕事の息抜きと考え、酒を飲んだりゴルフを堪能していた。

 子供達には、家庭的には後ろめたい気持ちもあるので、金銭的には不自由させず、贅沢もさせる。

 たまに、子供達に強いことをいおうとしても、常日頃から家にいないし、子供達と一緒に団欒も取ることも少ないから、本音で話をすることも出来ない。

 少しずつ、子供との間に溝ができ、親としての思いも通じなくなる。

 それでいて、自分が経営している会社だから、社長になれば金銭的に困らずに贅沢も出来るから、と後継者になることを期待する。

息子達も、他所の会社に入社したとしても、社員間の競争に打ち勝って、出世しようとの意気込みも無いし、元気もない。

 その内、親の会社に入社すれば、楽だから?と思ってはいなくても、親の会社を逃げ場所と自覚する。

 だから、一時的に他所の会社に入ってもお客様の心算で、2~3年の心算が、途中で棒を折ってしまう。

 そんな息子が会社に入社すれば、親の社長は、今まで息子の成長に強い関心を持っていなかったにもかかわらず、人一倍に関心を持つし期待もする。

 期待もするし、自分の息子だからと、細かく指導や教育もせずに、あれこれと指図や叱ったりする。

 そんなことは、わざわざいわなくても、俺の息子なら当然に分かるだろう、と勝手に思い込む。

 息子は、今まで、指図やアドバイスも貰ったことがない親から、ポンポンと、次から次へと指示や命令がくると、やる気が無くなってしまう。

 一般社員からは、社長の息子だからと、他人行儀の対応をさせられるし、実力以上に期待をされて、息子は益々ヤル気が無くなる。

 そんな環境が続くと、息子は居場所がなくなり、相談できる相手もいなくなり、社内で疎外感を感じるようになる。

 そんな息子を見ていて、余計に社長が不満を持ち、苦情や叱責をするので、息子は益々やる気が無くなる。

 かといって、親に歯向かって、会社を辞めるような勇気や根性もない。

 今の環境で、人並み以上の給与と待遇を得ておれば、これを捨てるほどの勇気はない。

 そんな勇気も無いから、社内ではひ弱な筈。

 ひ弱だから、社員からも取引先からも、建前では相手にされるが、本音では相手にしない。

 息子は、口では言わないが、そんな自分の状況を自覚しているので、親には無口かイエスマンで、社内的には口を紡ぐことが多くなる。

 誰が原因か、それは社長である親に問題がある。

A君の言葉だが、どうも次期後継者のことで悩んでいるみたいだ。

 第2の職場といえども、そこは信用金庫のOBなのか、真剣に悩んでいるようだ。

 そんなA君がいる事が、この会社にとっては幸いだ。

 それがわかっている社長は、A君の理解者だが、息子はどうもA君を避けているような節もある。

 A君の思いが、息子に通じることを切に祈っているし、息子が現況を打破して、自分自身に強くなることを切に願っている。

コメント   この記事についてブログを書く
« ゴルフ場の玄関の紅葉が、本... | トップ | 銀行ゼロ時代 高橋克英・著 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

オフィスベルウッド」カテゴリの最新記事