がらくた雑記・器

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返済期間40年の住宅ローン?

2020年01月22日 | オフィスベルウッド

昨日、顧問先で住宅ローンの相談があった。

 名古屋市内の高級住宅地の分譲住宅で、土地は30坪だが販売金額は総額5千4百万円。

 坪単価は70万円以上か?

 借入金額は5千万円で、返済期間30年の住宅ローンらしい。

 息子さんの年齢は38歳で、完済時は68歳。

 今は上場会社に勤めて相応の年収はあるらしいが、完済時は68歳で、今の職場におられるのだろうか?

 30年後の世の中で、サラリーマンが68歳まで仕事ができるだろうか?

 毎月元利均等で約15万円。

 今は子供も小さくて返済も可能かもしれないが、これで中学・大学ともなれば、大丈夫だろうか?

 子供の学校の関係から今のマンションの近くにということで購入されるが、子供が育てば売却をして、少し交通が不便でも、もっと広い家に、という計画らしい。

 いくら交通に便利なところといっても、10年20年後に、坪数30坪の中古住宅が相応の金額で売却できるだろうか?

 私なら、小さな中古住宅を買うよりも、中古マンションを買うのだが。

 そんな私と同じような考えが顧問先の経営者にもあるのか、住宅贈与と資金援助の仕方を教えて、との相談。

 フィナンシャルプランナーとして、3つの方法を教え、あとはご家族で相談してください、と話す。

最近は、40年返済の住宅ローンが好評らしい。

 40年返済?と、元信金マンの私も少し信じられない。

 昔の住宅ローンは、最長20年返済で手持現金20%が原則であったが、今は30年返済や35年返済、手数料も含んだ満額ローンと、昔と隔世の感がある。

 私が信用金庫の渉外担当者だった40年ほど前、将来住宅を建てたいから、と一生懸命に定期積金やボーナス預金をしてもらった。

 それが今は、手持現金がなくても住宅ローンが組める時代。

 住宅ローンを利用する人も、取引している金融機関に相談はするが、他の金融機関にも気軽に相談をして、自分にとって一番有利な金融機関で借り入れをする。

 昔は金融機関に住宅ローンの相談をするにも敷居が高かったが、今はウエルカム・ウエルカムで、敷居も低くなり歓待を受ける。

 ぜひ、当○○でお願いします、と次から次へとパンフレット等に掲載されていないサービスの提案がある。

 金融機関は昔は売り手市場で、床柱を背にして威張っている、といわれていたが、今はお客様に揉み手揉み手で、買い手市場。

冷静になって考えてみたい。

 日本型の終身雇用・年功序列型の雇用環境は大きく変わってきた。

 昔は相応の年数勤めれば、それなりに業務遂行スキルは高まってきたが、今はそうはいかない。

 それなりに時代の流れに乗れるように努力して勉強や仕事に励まないと、昇格や昇給はとてもできない。

 昇格や昇給ができなければ、必然的に子供は育って学費が必要になり、住宅ローンの返済が苦しくなる。

 また、昔の人口増加時代のように不動産が値上がりして資産価値が上がれば良いが、今は不動産が「負動産」の時代。

 私の自宅の回りにも、空き家が1軒ある。

 考えてみると、隣組の10軒も10年過ぎると、老人世帯や独居老人宅があるので5軒になるだろう。

 交通の便の良い都会は別かもしれない、本当に別といっておられるだろうか?

 どうも疑問だ。

 30坪の土地で、隣が空き家の中古住宅を誰が買うだろうか?

 中古住宅を壊して新築をといっても、隣が空き家で誰が新築住宅を建てるだろうか?

金融機関の支店長の話。

 融資の増額目標があるので、住宅ローンは実行したい。

 でもよく考えると、40年の住宅ローンって、借りた人は本当に幸せになるだろうか?、考えることもある。

 まあ、自分が金融機関に勤めている間は問題はないと思うが、それで良いのだろうか?

 40年の借入だと、30歳の時に借りてもローンの完済時は70歳。

 途中で纏めて返済とか、退職金で完済といっても、そうは簡単に出来ない。

 子供も成長してお金が必要だし。

 子育て等の将来を考えて、購入物件を少し再検討してはどうですか?といいたいが、それをいったら最後。

 相手は怒って、よその金融機関に行くだけ。

 本当に、住宅ローンの取り扱いについて、どうしたら良いのだろうか?と悩むことがある。

この支店長のように、お客様の立場に立って考える、いい難いことをいうのが顧客本位の業務運営と思うが、いったら最後だろう。

 捨て台詞を吐かれて、二度と取引の機会はおとずれるないだろう。

 お客様と金融機関の担当者が、本音で話が出来るような信頼関係を作ることが一番だが、果たしてそれだけの意欲と時間的余裕が、今の金融機関サイドにあるだろうか。

 働き方改革といって、残業もせずにお客様との面談時間を削減したり、面談できる夜間や休日営業をしない金融機関に。

 どうも、金融機関は自らが自滅の道筋を辿ってしまうのではないだろうか?

 いやそんなことは、金融機関は金融仲介の社会的なインフラだから、必ず無くてはならないもの。

 ただ、今の漫然ダラリとした営業をしておれば、必然的に淘汰されるだろう。

 そして、淘汰された金融機関の行職員は職を失うこととなる。

 もうそれは、4・5年先のことだろう。

 金融AIの進化が、想像するよりはるかに迅速に、金融機関の再編成を強烈に後押しする!


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