がらくた雑記・器

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ノルマ・目標は必要悪か?人間は、自分で自分を律せるほど自律的か?3

2018年01月08日 | お立寄り

昨年の年末、大手ハウスメーカーの管理職と営業マンに面談した。

 賃貸住宅や商業施設建物の新築情報の、提供依頼を受けた。

 顧問先の、ハウスメーカーに対する営業支援としての依頼。

 その時に、ハウスメーカーの働き方改革の話が出た。

 今でもそうだが、ハウスメーカー間の受注競争は激しく、5年ほど前はサービス残業の塊だったらしい。

 特に住宅の場合は、施主が帰宅された夜や休日がセールスや折衝の時であり、夜昼・休日勤務関係なしだったらしい。

私が支店長だった15年ほど前、大手ハウスメーカーの〇〇支店と取引をしていた。

 この支店は、全国の支店や営業所の中でもトップクラスで、この支店長から業務執行役員や上級管理職を輩出していた。

 私が昵懇だったO支店長も執行役員に出世し、中部地区の総営業責任者になった。

 毎週月曜日の朝7時から開催される勉強会に講師としてよく出席していたのだが、参加する営業担当の社員は何時に出社していたのだろうか?

 水曜日が営業マンの定休日で、支店に電話しても休日ということで営業社員には繋がらなかったが、個人の携帯電話に電話すると繋がった。

 今日は営業担当は休日だから営業には出てはいけないが、店の中で提案書等の遅れている事務仕事をしている、との返事。

 夜の残業も遅くまで、相手のあることだから、出勤日の終業時間も営業担当まちまちで、10時から11時頃に、時には午前様になる。

 住宅やアパートの施主との面談や打ち合わせとなれば、営業マンどころか設計士もコーディネーターも、夜遅くまでお客様と面談をし、それから帰店後も打ち合わせをしていた。

 大手ハウスメーカーに勤務で、外目は良いのだが、非常にハードな労働環境だった。

 でも、給料は業績給で、非常に高かった!

私の勤めていた信用金庫はこの大手ハウスメーカーと提携ローンを契約していなかったが、多い月には10件ほどの案件を貰っていた。

 支店の渉外担当A君とB君をこのハウスメーカーの専担者として、このハウスメーカーの営業マンの「使い勝手が良い金融機関の渉外担当者」にした。

 営業マンから、今日の夜8時に、土曜日の朝8時に、日曜日の夕方6時に、依頼があれば同行してローン説明等をしていた。

 渉外担当者と営業マンは、ダイレクトな携帯電話通話を可能としていた。(コンプライアンスをカバーできるように)

 当然に深夜や休日出勤も増えるので、それに見合うように残業手当も支払っていたし、振替休日等も与えていた。

 本人は仕事と認識しているし、業績もアップするので遣り甲斐も持つ、しかし、家を預かる嫁さんとなれば別感情。

 その別感情を癒すように、振替休日と残業手当、そして人事考課では十分に報いてきた。

 部下を働かせるためには、働かせ方を考えなければ、部下は働いてくれないし、働かせ方を間違えると大変なことになる。

さて、面談した大手ハウスメーカーの話に戻る。

 今のハウスメーカーは、労働基準局の査察等もはいり、働き方改革で大きく変わったとのこと。

 朝の出勤は定時10分ほど前で、残業については支店長の事前許可がない限り一切出来ない。

 そして、残業時間も月間最高30時間と定められ、この時間に何人が達しているかが、支店長評価にも組み入れてあるらしい。

 それでいて、目標の金額は猶予されないので、必然的に残業とは関係のない管理職が、担当者の仕事をフォローしたり残業をせざるを得ない。

 5~6年前までは、残業をやる中でOJTによる部下育成の時間的余裕もあったが、今はその余裕もなく、目の前の仕事を一般職も管理職もやりこなすだけの仕事となっているらしい。

 確かに人によっては学問で知識は高めている感しれないが、実体験的な経験等の積み重ねが不足しているので、今は良いとしても、将来的には大きく営業スキルが落ちるのでは?と危惧しているとのこと。

働き方改革、それは時代の要請としても、働き改革のための仕組み・システム作り、そしてそこに働く人の意識改革が付いていっていないのが現実なのでは?

 大手ハウスメーカでもこの現実、では信用金庫の現実はどうだろうか?

 OBとしては非常に考えさせられる!

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