パソコンサポート Q & A

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ファイル圧縮・解凍ソフト「+Lhaca(ラカ)」の脆弱性

2007年07月03日 | セキュリティ
■ファイル圧縮・解凍ソフト「+Lhaca(ラカ)」の脆弱性 を突く悪質なソフトウェア「Trojan.Lhdropper」が発見されました。

●ウイルス名 / Trojan.Lhdropper (種類:トロイの木馬)
http://www.symantec.com/ja/jp/enterprise/security_response/writeup.jsp?docid=2007-062506-5500-99

アーカイブを誤って解凍すると、利用中のコンピューターがバックドア(不正侵入を行なうための裏口)を開かれるなどの危害を受けます。

このlzhアーカイブの中には、ワープロソフト「一太郎」形式の無害なファイルが含まれており、一見、安全なファイルに見えますが、危険なファイルと分からないよう偽装しているものなので細心の注意が必要です。

・脆弱性を修正した+Lhacaがリリース
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0706/27/news006.html

・バッファーオーバーフロー問題に関して
http://park8.wakwak.com/~app/Lhaca/


上記は暫定修正版で、正式版ではありません。正式版が公開されましたら、 改めてそちらを再インストールしてください。

発信元不明の不審なファイルは解凍せずに削除し、信頼の置けるファイルのみダウンロード・解凍するよう心がけてください。
また、感染を事前に予防するためにもウイルス対策ソフトを常駐させ、ウイルスの定義ファイルを最新のものに更新しておきましょう。