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“ 嵐が吹き消した 恵みのろうそくを 再び取り上げ、それに新しい明かりを灯さなければならぬ。” 教皇ヨハネ二十三世

file.no-61 『 THE CLIENT 』

2006-12-04 01:22:06 | 映画
  
少年と弁護士、二人の絆は1ドルの謝礼から始まった。

今回は、1994年に公開され、好評を得たサスペンス映画『依頼人(原題:THE CLIENT)』です。
10年も前の映画をなぜ?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
理由は簡単、観るべき映画だと思うからです。
以前、ドラマ『Ally McBeal』について書きました。あれは、弁護士のコメディであり時々シリアスなドラマである。
現実のアメリカ法曹界は、マクドナルドが訴えられたコーヒー火傷訴訟の例もあるように、弁護士はまるで金の亡者のようである。
だが、この映画では、主役の一人である女弁護士レジー・ラブ(スーザン・サランドン)は、危機にある少年の為に犯罪者や凄腕検事補を相手に立ち回る、頼もしくも好ましい人物なのです。
彼女を見ているだけで、弁護士というのは立派な職なのだと、そう思えてくるのです。
話の筋もしっかりしている、人物達にも個性があり、それぞれ興味深い。つまり、俳優がすばらしい演技をしているということ。
エンディングのあとも、さっぱりとした感情が胸に拡がる。良質な映画だと思うのです。

NHKのBSで、よく海外映画を放送しています。
90年代に製作された映画も、たまに放送されるのですが、最近製作された映画を観るよりはこちらを観たほうが面白いと感じるのです。
これは、私独自の感性によるものか。あるいは、客観的に90年代の映画のほうが面白いからなのか。
   
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