最近、OEMって言葉が頻繁にネットやビジネスシーンで飛び交っています。
これをご覧の方も、一度は聞いたことあると思います。
OEMとは“Original Equipment Manufacturer”の略で、直訳すると
「オリジナル商品製造会社」とでもなるのでしょうか。
これだけ聞いてもピンとこないかもしれませんが、多くの場合
「他社(販売会社)ブランドの商品を製造すること」として用いられることが多いです。
「え?それってただの外注じゃん」みたいな。
「昔から下請けのやってるやつじゃん」みたいな。
ここがややこしいですよね。
外注(下請け)とは、「販売会社の商品の一部(もしくは全部)を別の会社が請け負うこと」
です。
図にするとこんな感じ。商品はあくまでA社のものです。
【外注(下請け)の図】
一方、OEMとは、もともとはB会社の商品なんです。
が、知名度や販売力がないため、パッケージだけA社に変えて「A社ブランド」として販売する、
というものです。
OEMの図
この時、B社はA社にOEM製品を供給している、というのです。
何故こんなことをするのかというと、
「いいものを作ったからといって、売れるかどうかは別物」この一言に尽きます。
極端な話をすればわかりやすいです。
----------------------------------------
例えば、見ず知らずのおっさんが、
「すげーおいしいチョコレートを作ったので300円で買わないか?」
っていきなりやってきたら、あなた買いますか?
自分は買わないです。笑
でも、銀座の有名チョコレートブランドがそのおっさんのチョコレートを
500円で売ってたら買いますか?
結構売れると思います。www
最初より倍近く高くなってて、
知らないおっさんが作ったチョコレートなのにですよ。
----------------------------------------
このように「作る」ということと「売る」というこは
かなり別物に近いのです。
作る側と売る側の、それぞれの特技を生かした販売手法、それがOEMです。
こんな写真も無料でダウンロード
商用可能なフリー素材、フリー素材ドットコム
http://free-materials.com/