花と緑に囲まれたリビングのような洋服屋セントオーディン[ St.ODIM ]

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感性が磨かれる瞬間

2014-12-12 10:17:44 | オーダーメイド

 

 

そもそも、この講演会を知ったのも

「アーリークリスマスライヴ」でいらしたお客様から。

 

どんな講演会かチラシの内容からは理解できず

それでもなんだか惹かれるものがあって

中之島の公会堂へ行ってみた。

 

 

確かに変わった講演会だった。

 

テーマは、「阪大石橋宿舎おみおくり・プロジェクト」

 

どうやら大阪大学の石橋職員宿舎が取り壊しになるにあたり

大阪大学とその周辺の地域をめぐる人々や建築物にしみこんだ

“記憶”をテーマにして行ったイベントの発表会のような講演会。

 

 

 

 

 

受付・待ち合いは公会堂の普段は入れない3階の部屋。

天井に描かれた天地創造の絵がなんとも入れない空間を創りだしている。

 

 

 

柱にはライヴにいらした安藤さんが作られた映像インターフェースが

不思議な映像を描き出していた。

 

 

見ようとしなければ見えない、

でもふとした瞬間にそれは見えてくる。

そんな展示。

 

 

橋爪先生の話から始まって、しばらくすると部屋を移動。

一旦地下へ降りて別のエレベーターで上へ。

 

 

 

それにしてもどうして公共施設はこんなに寒いのか、

結局講演会の間中、マフラーを外せなかった私。

 

 

講演会は橋爪先生の司会で始まった。

 

 

 

 

 

といってもすぐに部屋をウロウロとして

音楽家・音楽プロデューサーであり

大阪芸術大学音楽学科非常勤講師でもある宇都宮泰氏が

仕掛けた音を聴くという変わった講演会。

 

 

これぞ音のインスタレーション。

 

 

石橋宿舎の一室に蓄音機を置いて音楽を流す。

 

音楽が流れる、その日常を切り取ったもの。

 

 

蓄音機から流れてくる音が

公会堂の一室を石橋宿舎付近とシンクロする。

 

 

蓄音機って音量が絞れない。

そうなんだ。そんなことも知らなかったわ。

 

 

ということで、

 

隣近所の了解がないと蓄音機をかけることができない。

 

そんな時代にみんなで楽しんでいた時間を蘇らせる。

 

 

 

なんとも不思議なインスタレーション。

 

 

蓄音機の置かれた部屋、2階、玄関など8ポイントで

空間を切り取ったコンサートだ。

 

 

レコードコンサートのコンサート。

 

 

蓄音機の音をきくのだけど

部屋中を歩き回って石橋宿舎を体験!

 

蓄音機から聴こえる音より周りの音、

自動車や飛行機、鳥の声が面白い。

 

鳥が楽しそうに隣の家の木でさえずっている!

 

 

すごい!これはすごい!!

 

 

こんなことができるんだ!

 

スピーカーから流れる音にドラマが!

 

 

 

あぁ、感動!

 

 

 

 

そう考えることもできるのか、とすごい発見をしたのが

「床」ということ概念。

 

 

大阪大学大各員工学研究科の准教授である小浦久子氏のお話。

 

 

部屋は「床」が作る、という概念。

 

 

日本の家は障子や襖で部屋のしきりを取り払うことができる。

そこに存在するのは、「床」。

 

 

「床」こそが部屋を作るもの。

 

西洋では、壁が部屋を作る。

 

なるほど。それは日本にはないな、と。

 

 

マンション住まいが多くなって

ピンと来ない人も多くなっているかもしれないが

確かに一軒家に住んでいるかぎりは「床」が部屋を作っていた。

 

 

実家にもさすがになかったけど

「土間」は内でもあり外でもある「中間空域」として存在するという概念。

 

いやぁ~、こうして考えると日本の家って

内とか外とかの感覚すらあまりないような空間感覚を

持っていたのかもしれないな、と。

 

 

ここでも見方を変えれば、

見え方すら変わってくるということを発見!

 

 

学生たちと一緒にされたリノベーション・プロジェクトを発表。

 

 

 

そして、

大阪大学大学院情報科学研究科准教授の安藤英由樹氏の

映像インターフェースの展示。

 

 

それはそのまま安藤氏の自問自答でもあるようだ。

 

 

ヒトはどのように感覚刺激を頭の中で近くするのか。

これを理解し新しい(便利な)インターフェースを創る。

 

 

しかしこいったものは体験してもらわないと理解されない。

 

 

では、

 

どうしたらもっと永く体験してもらえるのか?

どうしたら欲しいと思ってもらえるのか?

どうしたらもっと多くの人に体験してもらえるのか?

どうしたら体験はもっと面白くなるのか?

 

 

 

それは、この世界の中にあるすべてのものに

共通していることだろう。

 

 

 

どうすれば、どうすれば、、、

 

 

これがあるから私たちは前へ進めるし、

 

新しいアイディアも生まれてくる。

 

 

 

 

そして今日もきっと「どうすれば、、、」で

頭を悩ませている人が新しい物創りにチャレンジしているのだ。

 

 

 

こうしてみるとみなさま職人なんだとつくづく思う。

日本という国は、職人気質なんだろう。

 

「どうすればもっとよいものになるだろうか」と。

 

 

私もしかり、

だからこそごまかしのきかない物創りができるんだと。

 

 

 

なんと楽しく面白い、感性を磨けた講演会だったろう。

 

ありがとうございました~🎶

 

 

 

 

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