Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

「大奥 ~誕生[家光・有功編]」第9話。

2012-12-08 00:26:08 | テレビ・ドラマ


公式サイトのあらすじはこちらでどうぞ。

ついに自分が将軍であるとカミングアウトした家光。これを機会に男子の後継ぎがいない大名たちは、
それまで男のなりをさせていた娘たちを、女のまま後継ぎとするようになりました。
女を後継ぎにすることで、お家断絶になる大名がなくなり、巷に浪人があふれかえるような事態も避けられるように
なったとのこと。これも一種の雇用対策でしょうか。仕事がない人が増えるのは重要な社会問題ですもんね。
そして、大奥の財政引き締めのため、若い男、武芸が苦手な男、大奥の仕事ができない男をクビにして、吉原で
子どもが欲しい女たちのために安価で体を提供させることにしました。これは少子化対策ですね。やり方は相当
エグイですが。吉原の場面で「JIN」を思い出したせいもありますが、家光がちょっと怖くなりました。

そして、ニノ&柴咲コウの「大奥」にも出てきた、「御内証の方」の誕生。将軍と初めて褥を共にした男は、
殺されなければならない。たとえ一時でも、将軍の上に立つものがいてはならないから。家光がここまで苛烈な掟を
つくるのは、悲しい過去があるゆえかもしれませんが、有功がこれをノーリアクションですんなり受け入れていたのには
驚きました。家光の強引な提案に、有功が一言も口を挟まないのは、やはり家光が影の存在ではなく、女将軍として
公の場に堂々と姿を現せられる立場になったからでしょうか。かつて家光は

「私とそなたの間は何も変わらぬ」

と何度も口にしていましたが、もはやそうも言ってられなくなっていました。

そんなある日、久しぶりに有功に夜伽の番が回ってきたかと思えば、家光が急な体調不良でドタキャン。
しかもその理由が妊娠。相手は玉栄…ではなくお夏の方。有功にとって何重もの意味でショックだったでしょうね。

家光とお夏の方との間に生まれたのはまたしても女児でしたが、もう男じゃなくても後継ぎになれる時代なので、
お夏の方は将軍の子の父となれてえらそうでした。このお夏、ただでさえ出番が少ないのに出るたび嫌味言ってるキャラ
なので、演じてる人がちょっと気の毒です。でも、こういう嫌味な奴でも家光を孕ませることが、有功にはどうしても
できないことができるわけですから、有功様の苦悩はますます深まるばかりです。

お夏の方に先を越されて、自分も早く家光との間に子をなさねばと焦る玉栄ですが、有功はなんかもうそういうのは
どうでもいいというか、以前ほど執着してない様子でした。玉栄が御中臈としての役目を無事に果たせるかどうか
よりも、他の事で頭がいっぱいだったんでしょうかね。

で、今週のクライマックスで、とうとう有功は家光に「今後一切の夜伽を辞退させてください」と、それまでの
我慢を大爆発させました。ううん、今までずっとごまかしてきたけれど、あのアルカイックスマイルの奥には
それだけの葛藤が秘められていたんだねぇ。しんみり。ずっと一緒、ずっと変わらないと言い合っていた2人の間には、
いつのまにか深くて暗い川が流れていたわけです。

その結果、有功は家光との男女の関係を捨て、大奥総取締として将軍家光をサポートすることになりました。
この2人がずっと一緒にいるには、このかたちしかないんだろうなぁ、と思うと切ないですが、来週の最終回では
有功と家光に永遠の別離の時が来そうです。でもって玉栄は坊主に逆戻りしてました。坊主姿の玉栄を見ると
劇場版大奥での玉栄が頭をよぎりますが、田中君がトシを取って権力を握ると西田敏行になるというのが、まさしく

「なんと遠くへ来てしまったものかのう」

です。ドラマ版大奥と劇場版大奥の間で、玉栄に何が起こったのか…それは我々の想像をはるかに超える
厳しい修羅の道だったんでしょうねぇ(遠い目)

あ、あと忘れてましたが、今週は稲葉家関係の場面が多くていらっときました。影武者家業が終わった正勝の
その後の話はともかく、雪の昔がたりはどうでもよかったです。それよりも信綱の娘の話のほうが興味があるわー。
(女のなりより男のなりのほうが似合うことを本人が気にしてるのはかわいそうだったけど)


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