ツィッター上で「聖☆おにいさん」の7巻が発売されたと聞き、さっそく買って読みました。
地元の本屋に行ったら、発売日を過ぎてるのに新刊コーナーに並んでないので
レジまで言って店員さんに
「セイントおにいさんありますか」
と聞いたら、「え?」怪訝な顔をされました…無念。でも、レジ脇に平積みしてあったのが見えたので
「これです、これ」と言って事なきを得ました。いえね、よくあることですから気にしてませんよ。
自分でもわかってるんです。田舎の本屋じゃ、アラフォーの女が新刊のコミックを買いに来るのは
店員の想定外だってことを…ふっ。
―30分経過―
さて、いつまでも落ち込んでないで感想、感想。
7巻では年末の帰省ネタから台風ネタまで半年強の期間の話が収録されていますが、今回は
誕生日ネタも2月3月のイベントネタもなく、また新キャラに頼ることもなく(お母様方は別枠)
割とシンプルに、イエスとブッダの立川での生活ぶりが描かれていました。ここ最近、「ネタ切れか?」と
心配したこともあったのですが、この7巻は派手さはないものの落ち着いた渋い面白みがあって
とてもよかったです。この分ならまだまだ読み続けられそう。
「新キャラに頼ることもなく」と書きましたが、イエスとブッダのそれぞれのお母様方は
“さすがあの二人を生んだ方たちだ”と感動してしまうような激烈キャラでした。息子を帰省させるために
宮殿を買ってしまうブッダの母上マーヤ様の強引さなんて、まるでうちの母親のようで、
困惑するブッダに畏れ多くもシンパシーを感じてしまいました。そして、舞浜発の快速の中で
いちゃつくカップルを見て血の涙を流す(というか流させる)
マリア様にはシンパシーどころではなく、もういっそ入信してしまいたい衝動にかられました。
ええ、私も唱えますよもちろん!!
悔い改めよ…悔い改めよカップル達…!と。
イエスがmacのコンピューターを触ったとたん、“知恵の実モード”になってしまうネタには
時節柄ついしんみりしてしまいました。“知恵の実”を操り進化させ続けたジョブズといえっさが
天国で会ったらどうなるのか…いえっさがずっと“知恵の実モード”になったりして。
そしてブログは大炎上、と。今は無理だろうけど、いつかそういうのも見てみたいなぁ。
プロモーションビデオを作る回では、いえっさの展開は予想通りだったものの、ブッダのノリノリな反応が
あまりに意外だったので、私もいえっさ同様「宗教より国境より何よりの隔たり」を感じました…。
でも私も一番見たいのは、2人のそれぞれのPVじゃなくてウリエルの大爆笑だな。
インドムービー調のプロモーションビデオにノリノリで参加した姿も衝撃でしたが、7巻のブッダは
他でもいろいろエキサイティングでファンタスティックでした。お中元の「試練カタログ」なんて、
確かに苦行好きなのは知ってたけど、まさかここまでとは思わなかった追及ぶり。のんびりだらだらした
立川での生活の中でいつ試練を受けているのかともいう気にもなりますが。でもブッダにとっての
一番の苦行って、毎日体重計に乗って体重を公表することじゃないのかなぁ、なんて思ったりもして。
もし私だったら、それは何よりも耐え難い試練になること間違いないですし。
893の竜二さんが、そろそろカタギに戻ろうと思っていえっさのところに相談しに来たのに、結局
パンチパーマをかけてさらにその道を突き進むことになってしまったのは、これまた時節柄微妙な
ネタですが、これはまだまだ続きがありそうなので期待します。
しっかしパンチパーマ似合いませんね、竜二さん。これだけでも893稼業があってないのがわかるような。
単行本のおまけの1ページマンガも、今回は共感できるネタが多くて面白かったです。
頭のリボンで顔をごしごししたい衝動にかられる、かわいこぶってるけど実はおっさんのカンダタとか、
レンタルしたDVDがあまり面白くなかったので、メイキングやトレーラーまで見て元を取ろうとする
ブッダとか。「あるある~」なネタを見つけるたびに、自分も悟りの道を進んできたのかな、なんて
気分になってきました。(←悟りってそういうもんじゃないだろ)
7巻では帰省しようとしてできなかったネタがありましたが(ここで震災の話がちょこっと出てきたのには
驚いた)次の年末あたりにはそろそろほんとに帰省のネタが出てくるんでしょうか。もしくは母降臨とか。
いまいち気の合わないマリア様とマーヤ様が盛り上がらない会話をしている姿なんかも見たいです。
いや、もしかするときよしの話題で2人が仲良くなるかも?
仏教とキリスト教の未来を、きよしが握ってしまうかも??(←シャレにならない…)
ところで。
「テルマエ・ロマエ」も日本人キャストで映画化する昨今、そろそろこの漫画も実写化するのでは…?
と期待しています。そうなったらキャストはどうなるんでしょうね~。
いえっさはなんとなく候補がいるんですが(浅野忠信とか?オダギリジョーとか?)、
ブッダが思いつかない…インド顔の日本人俳優って誰かいるかな~??
「ツメの甘い気づかいは気づかいじゃない」は名言だと思います。
(絶対近いうちに実生活で使ってしゅまうと思います、私)
あと12月にきよしのディナーショーを見に来たお母さんのために
世界中のマリア像がどうなるか少し心配です
こんにちは~
>「ツメの甘い気づかいは気づかいじゃない」
私も日常生活で使ってしまいそうです。
よくドラマや映画では12月のクリスマス時期に奇跡が起きますが、
その理由がこの7巻でわかってスッキリしました。
テレプシのとき、わりとコンスタントにコメント寄せさせていただいてた者です。
「聖お兄さん」、7巻出てたんですね!
買いに走ります。
(もちきちさんとは、読んでるコミックが重なっているのでこちらのブログで新刊をチェックさせていただいています。感謝!)
ブッダ役ですが、かつて「フグ」と異名をとられた(笑)、亀さんはいかがでしょうか?
わりとインド風な気が・・・。
ちょっと目つきが鋭すぎるかな・・・。
勘太郎さんの方が穏やかなブッダっぽいでしょうか?
歌舞伎役者さんの中にいそうな気がしました。
こんばんは。お久しぶりですから
>ブッダ役ですが、かつて「フグ」と異名をとられた(笑)、亀さんはいかがでしょうか?
ああ~、盲点でした!
亀さんなら、ほっぺのぷっくり具合なんかも似せてくれるでしょうね。
笑っているようで瞳の奥が笑ってない表情とかもうまく表現してくれるかも。
あとはジョニー・デップがOKしてくれるかどうかですね。。。