Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

映画「アメイジング・スパイダーマン」(7月1日)

2012-07-04 00:10:17 | 映画


先日の日曜日は映画の日だったので、人気アメコミ映画「スパイダーマン」の最新作を見てきました。
しかも3Dで。きっと高層ビルの谷間からスパイダーマンが飛び出してくれると思ったので。
しかし結果は…いや、まあそれは後で。

サム・ライミ監督&トビー・マグワイア主演で作られた旧3作の続きかと思いきや、今作は
「リブート」つまり再起動、簡単に言うとふりだしに戻って最初からやりなおしのストーリーになってました。

なので、敵キャラが違うとかヒロインが違うとか細かいところ以外はほとんど一緒。
大きく違うのはピーターがイケメンということくらい…あ、いや別にトビー・マグワイアがイケてないというわけではなくて
今回の主役のアンドリュー・ガーフィールドのほうが個人の好みで意見が分かれることのない、
世間的な記号としてのイケメンだということで。(なんかどっちのこともけなしている気がする。まあいいか)

まあ、他にも違うところはいろいろあったけど、それは映画を見てのお楽しみということで。



さて、ここから先は多少のネタバレがあるので要注意…というか、それ以上にこれからこの映画を
見に行く人にとってネタバレ以上に悪影響を及ぼしそうなことが書いてあります。
なので、心がピュアでニュービーズで洗ったみたいに真っ白な人はご注意ください!!
私忠告しましたよ!それじゃ!はいっ!!



…映画が始まってまもなく、私はある恐ろしいことに憑りつかれてしまい、落ち着いて映画を見ることが困難になってしまいました。
それは何事かというと、

主人公のピーターがJOYにしか見えない

ということです。もう、それにハマってからはずっと、
ピーターが筋肉バカのクラスメートにぼっこぼこにされてるときも、
ピーターがベンおじさんにしかられてるときも、
ピーターが謎のクモに刺されて超人パワーを身につけてヒャッハー!になってるときも、

なんかもうずっと頭の中でマーク・パンサーが「ジョゥ~イジョゥ~イジョイトゥザラ~♪」って言ってて
うるさかったです。おかげでピーターが出てこない場面のほうが落ち着いてみることができました。

あ、でもピーターがグウェンに何かぐっとくることを言おうとして上手く言えなかったときはJOYに
見えなかったかな。JOYならチャラいこと言って口説いちゃいそうだから。

ま、それはさておき映画は主人公のピーターが謎のクモに刺されて超人パワーをゲットして、
「これで俺も勝ち組ダゼ!」って喜んだものの結構現実は甘くなくて、そんなこんなでいろいろあって
最終的には街のヒーロー・スパイダーマンになる、という流れはオリジナルと同じで新鮮味はありません
でしたが、アメコミ映画としてのツボは抑えているので、面白く見ることができました。
3Dで見る、ビルの谷間を縦横無尽に飛び回るスパイダーマンは迫力があったし。
ただ、3Dだからスパイダーマンが貞子みたいに飛び出す!と思って見てたら、「飛び出す」というより
「奥へ奥へと進んでいく」感じの3Dだったので、見ていると自分もスパイダーマンと一緒に空を飛んでいる
気分になりました。そう、これぞまさしく

アイキャンフラーイ!!

です。窪塚某もこれを見たらさぞ喜ぶことでしょう。

で、面白かったもののやっぱり突っ込みどころは満載で、映画を見ながら「おいおい」と思った場面が
いくつもありました。特に、一番アレレと思ったのが、ピーターがオズコープ社のラボに研修生のふりして
忍び込んだとき、謎のクモが管理されてる部屋のドアのロックをあっさり解除できた場面。前に入った人が
どうやって解除したのか見てたにしても、貴重な(危険な)生き物が管理されてる部屋に見よう見まねで簡単に
入れるわけないだろ、と。この場面に突っ込んだのは私だけではなく、ピーターがロックを解除した途端、
映画館内のあちこちで失笑が漏れていました。オズコープ社のセキュリティはあかんねぇ。榎本君にも
笑われちゃうよ!あと、失笑じゃなくてうげぇと思ったのが、ピーターが下水道の中でトカゲ男と格闘した後、
ずぶぬれのままグウェインの部屋に来た場面。さっきまで下水にじゃぶじゃぶ浸かってたってことは、
あの時のピーターは相当臭かったんじゃないかと。なのにグウェンが部屋に入れたから、思わず心の中で
「うわー!家具に臭いが移る!!ファブリーズファブリーズ!!」
と叫んでしまいました。グウェン、蓄膿症なのかなぁ。

突っ込みどころは多々あれど、涙腺を刺激する感動的な場面もバッチリありました☆
ピーターが橋の上で車の中の子供を助けて、正義の味方として目覚める場面、助けた男の子の父親が仲間に呼びかけて、
怪我をしてうまく飛べないスパイダーマンを手伝う場面、ピーターがグウェンパパと約束する場面などなど…
ま、その約束はその後すぐ破られちゃうみたいだけど。

エンドロールで、日本版テーマソング(あれは一体なんだったんだろう)が流れる前にちょろっと次回作に向けた
つなぎがありましたが、次回作はいつごろ公開されるんでしょうね?もうすでに撮影は始まってるのかな。
できれば早めに公開してほしいな~おばちゃんだから、早めにやってくれないと今回の内容忘れちゃうのよ。

というわけで、続編じゃなくてリブートだったことや、アメコミ映画のわりにはハイスクール青春ものっぽくて
アクションシーンがやや物足りなかった(校舎内で戦われても…ねぇ)ことなど、ちらちらと不満もありますが
おおむね面白くて、楽しかったです。映画の日で安くついたってのもあるかな。もう一回映画館で見ようとまでは
思わないけど、USJの「アメージング・スパイダーマン」には無茶苦茶乗りたくなりました。この間行ったときに
乗ればよかった!!




…ただ、この映画を見にいって一番テンションが上がったのが「ホビットの冒険」の予告編だったことは内緒。
ドワーフたちの名前が次々と呼ばれて、最後にオーケンシールドが出てきたときは右の拳を突き上げて
「イェーイ!」って叫びそうになったぜ。ああ早く本編が見たい。


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