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Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

「夜行観覧車」第2話。

2013-01-26 00:32:06 | テレビ・ドラマ


「夜行観覧車」の第2話を見ました。先週、第1話放送の翌日、当ブログのアクセス数(PV)が初の1万越えを
果たし、このドラマの注目度の高さを実感しました。今週はどうなるのかな~びくびく。

というわけで、第2話の感想を簡単に。詳しく書くとドラマの内容を思い出しすぎて鬱になりそうなので、簡単に。

※ここから先は原作のネタバレを含みますのでご注意ください。




第2話を見て、改めて強く思ったのは、おそらく全国のお茶の間のみなさんも同じでしょうが、

もう、引っ越したらいいのに。マジで。

なんですかあの「お嫁さんお披露目会」って。どこの田舎の風習やねんと突っ込みを入れてしまいました。
しかも、みんなが着物で来ることを知らされてなくて、真弓だけ洋服で来るって、忠臣蔵かよ。松の廊下かよ。
殿中でござるかよ。いっそ真弓はテーブルにあったナイフでさと子に切りかかったらよかったのに。
こんなイベントして喜ぶのは姑世代だけでしょう。息子の嫁世代は絶対皆嫌がってますって。
事実、お披露目されてるお嫁さんがどこにいるのかさっぱりわかりませんでしたし。小島さと子のかわいいマー君と
その嫁のリナさんだって、遠藤家が引っ越してきた頃からずっとさと子が帰れコールしているのに、それから3年たっても
まだひばりが丘に戻ってきてない(原作では)ってことは、ひばりが丘の風習をウザいと思ってますよ絶対。

でもまあ、そう考えるとさと子はさと子で哀れですね。あれだけ息子(と旦那も一応)の自慢話をしているのに、
いつまでたっても息子夫婦は帰ってこない、というのは。もしかしたら、事件が起きた時点のさと子は、遠藤家が
引っ越してきた頃ほどの権威を失っているのかもしれませんね。いくらなんでも3年間ずっと「もうすぐ息子が
帰ってくるのよ~ん」って言い続けられないでしょうから。そして帰ってこない息子の代わりに、若い頃の息子に似ている
気がする、高橋家の慎司とアイドルの高木俊介に執着するようになるのか…それなら原作の小島さと子とキャラが
一致するから、ちょうどいいかも。これからの小島さと子のメタモルフォーゼが楽しみです。

ひばりが丘のご婦人方のいざこざはさておき、今週の彩花はとてもかわいそうでした。バスケの試合の後、慎司が
調子に乗って彩花に声をかけなければ、志保たちにハブにされることもなかったのに。というか、そういうドラマの
流れよりも慎司があいかわらず中1に見えない老けぶりで、試合で活躍する慎司を見て興奮する志保たちが
「きゃー!かっこいー!」
なんて言ってるのに違和感を覚えました。違うでしょ、そこは

「なんだよあいつ、海南の牧かよ!」

が正解です。(※海南の牧…マンガ『SLAMDANK』に出てくる、老け顔の高校生。よくホストと間違われる。)

志保たちが彩花をハブにしたのは、彩花が慎司とご近所で親しいからなのか、もとから私立を受験した彩花のことが
気に食わなかったのかはまだわかりませんが、志保が彩花をさりげなく無視する場面は、自分の中学時代の部活を
思い出して怖かったです。志保みたいに、お気に入りの男子と特に親しい子のことを徹底的にいじめる子って
絶対いそうだもんなー。いや、いた。

しかし、さと子の姑根性も志保の幼稚ないじめも、真弓の余計なひと言いや二言三言に比べればかわいいものです。
こういう「悪気はないけど気がきかない」発言する人もいそうですよね。わざと言ってるのなら、まだ怒りのやり場が
あるだけましですけど。そしていらんこと言うわりには肝心なことを聞きそびれる、という人もいそうです。私も、
聞かなきゃいけないことに気がつかなくて、思い込みで行動して失敗することがしばしばあるので、真弓の空回りは
身につまされました。

今週のラストで、淳子が病院から失踪するわ真弓が「犯人を見たかもしれない」と言い出すわで捜査はますます混乱
しそうですが、原作では「妻が夫を殺した」とあっさり書いてあるのに、ドラマの警察がなかなか真犯人に
たどりつかないのが疑問です。ドラマの淳子は、警察がなかなか犯人を特定できないほど完璧に証拠隠滅できたんで
しょうか。それはそれで淳子のキャラが変わりすぎて嫌だなぁ。

第1話で頭を殴られて死んだ高橋弘幸さんですが、今週も相変わらずちょっとズレた父親像を披露してました。
足を滑らせて川(腰ぐらいの深さ)に落ちた慎司を、助けようともせずじっと見ているだけの父親と、あたかも濁流に
飲み込まれたかのように狼狽する母親。このギャップが事件の真相の鍵を握ってるんでしょうねぇ。スリリングだなぁ(棒)。

第2話も第1話に負けずドロドロした鬱展開でしたが、いまこれだけドロドロしてるなら逆に結末のカタルシスは原作以上に
なるのではないかと期待しています。やっぱ最終回は高木俊介のコンサートかな。もちろん小島さと子も一緒にね。


2 コメント

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盛り上がってまいりました。 (どん兵衛)
2013-01-26 10:58:14
もちきちさんこんにちは。
先週コメしたどん兵衛です。第1話を観た後、自分的に盛り上がってブッ○オ○で
原作即買いし、読んでしまいました(苦笑)
ドラマ初回を観た時点では「小島鬼婆ゴラァ」だったんですが、現在は「真弓ゴラァ」
ですね。特に彩香の壊れる過程、原因オール母親やん(怒)って。
ドラマでは、鈴木京香がお隣の高橋さんに全然負けてないオーラなので(女優対決!的な)真弓の「ひばりが丘に住むべきではない感」がイマイチ出てないのが残念(お披露目会の洋服姿も中途半端に完璧だったし)
志保の彩香イジメ、おばちゃんも(私)怖かったわぁ~
「演出上のシーンですので真似しないように」ってテロップを出すべきではないかと。
 女子間てこんなんあるよな~と妙にリアルでした。
 
 もうなんだかドラマ自体より、もちきちさんのツッコミが楽しみになっている今日この頃…原作・ドラマ・もちきちさんツッコミと1粒で3度美味しい!
 ありがとうございます。
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ツッコミどころが多すぎです (もちきち)
2013-01-26 20:02:25
>どん兵衛さん
こんばんは。コメントありがとうございます。

>原因オール母親やん(怒)
そうなんですよね~。しかも、本人にはまったく悪気がないもんだから始末が悪いという。
そりゃ彩花もストレスたまりますわ。

>真弓の「ひばりが丘に住むべきではない感」
豪華な着物の中で一人だけ洋服でショボーン、な感じではなかったですね。
夏木マリいがいのマダム達がエキストラ並みに地味ってのもありますが。

>女子間てこんなんあるよな~と妙にリアルでした。
リアルでしたよね。彩花が不憫でおばちゃん(私)いたたまれませんでした。

真面目に見てると鬱々としてしまうドラマですが、つっこみどころを探しながら見ると気が楽になるので、
これからもこの調子でレビュー頑張ります
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