Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

映画「ベンジャミン・バトン―数奇な人生―」(2月7日)

2009-02-11 01:10:16 | 映画



アメリカ、ニューオリンズ。第1次世界大戦が終わった日の夜、ある養老院の前にひとりの赤ん坊が捨てられた。
赤ん坊を拾ったのは、その養老院で働く黒人女性のクイニー(タラジ・P・ヘンソン)だった。
赤ん坊の顔を見て、驚愕するクイニー。その子の顔は、まるで80歳の老人のように年老いていたのだ。
子供の生めないクイニーは赤ん坊をベンジャミン(ブラット・ピット)と名づけ、養老院の中で
老人たちとともに育てることを決意する。母親の無償の愛を受け、同時に養老院を訪れては去っていく
老人たちから、出会いと別れを経験していくベンジャミン。そしてある日、ベンジャミンは自分の人生を
大きく変える女性、デイジー(ケイト・ブランシェット)と運命の出会いを果たす…。

「ベンジャミン・バトン―数奇な人生―」公式サイト


初日だったので、3時間超の上映時間にもかかわらず結構人が入っていました。さすがブラピ。映画を見てる間、
ブラピとケイトのツーショットになんかデジャヴを感じたのですが、そういやこの2人「バベル」でも夫婦役でしたね。
他にも探せば共演作があるかな?

運命的な出会いをした幼馴染の2人が、別々の人生を歩んで再会しまた別れ…映画を見てる間に何度か
「フォレスト・ガンプみたいだなー」と思うところがあったのですが、あとで調べたら脚本が同じ人
だったんですね。なるほどぅ。なんかデイジーとジェニーが被って見えたのはそのせいなのか。

80歳の老人の姿で生まれて、年を取るにつれて若返る―そんな超特異体質の割には、ベンジャミンは
特に珍しがられたりせず、周囲に溶け込んで成長していきます。普通なら医者とか学者とかがやってきて
実験台にされちゃいそうですが、それがないのはやはりこの映画がファンタジーだからなんでしょうねぇ。
そもそもベンジャミンの体のしくみもよくわからなかったし(←実はこれが一番気になった)。

特殊メイクとVFXで、老人から青年まで様々な年齢層を演じ分けたブラピは、この作品でアカデミー賞
主演男優賞にノミネートされています。場面ごとに歳とったり若返ったり、演じるブラピは大変だったろうなぁ。
それでも何歳のときでも顔を見ればブラピだとわかるのだから、スターってすごいですね。ブラピ本人が
80歳になったとき、ベンジャミンと同じ顔になってるのかどうか気になります。

そしてベンジャミンの運命の人、デイジーを演じたケイト・ブランシェットも、20代の若いころから
臨終間際の80代まで、きっちり演じ分けていました。特に20代でベンジャミンに再会するところは、
何がどうしてああなってるのかわかりませんが、問題なく20代に見えたのでびっくりしました。
特殊メイクやCGで老けて見せるよりも、若く見せることのほうが難しいだろうと思ってたので。
最近の技術ってほんとすごいですね。私もできるなら特殊メイクとCGで若い状態を保ちたいものです(おいおい)。

主役2人以外で印象に残ったのは、ロシアのホテルでベンジャミンが恋に落ちたエリザベス・アボットと、
ベンジャミンを無償の愛で育てたクイニー。クイニー役のタラジ・P・ヘンソンは、この役で
アカデミー賞助演女優賞にノミネートされているそうです。それも納得の見事な肝っ玉母さんぶりでした。
エリザベス・アボットを演じるのは個性派女優のティルダ・スィントン。相変わらずの不思議な存在感に
思わずうっとり…。エリザベスがホテルのレストランで「魔女の時間よ」と言った時は、“あの映画”の魔女に
変身するのかとドキドキしてしまいました。

その他、メタボ腹のちょい悪オヤジ、マイク船長役のジャレッド・ハリスもいい味だしてました。しかし
この人実は初代ダンブルドア校長(リチャード・ハリス)の息子だったのね…。ちょっとびっくり。

短編小説を映画化したせいなのか、全体的に淡々としていて山場がわかりにくい映画でしたが、3時間の
長丁場が苦にならない、中身のつまった映画でした。まあ、もう一回見ろと言われるとちとつらいけど…。
コメント   トラックバック (9)   この記事についてブログを書く
« 「天地人」第6話。 | トップ | 藤沢周平「密謀」 »

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事

9 トラックバック

『ベンジャミン・バトン 数奇な運命』 (京の昼寝~♪)
□作品オフィシャルサイト 「ベンジャミン・バトン 数奇な運命」□監督 デヴィッド・フィンチャー  □脚本 エリック・ロス   □原作 F・スコット・フィッツジェラルド□キャスト ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ティルダ・スウィントン...
ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (★YUKAの気ままな有閑日記★)
第81回アカデミー賞に13部門ノミネートされた話題作【story】80代の男性として誕生し、そこから徐々に若返っていく運命のもとに生まれたベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)。誰とも違う数奇な人生を歩まなくてはならない彼は、愛する人との出会いと別れを経験し、...
【映画】ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (新!やさぐれ日記)
▼動機 子供の頃、こういう歌があったよね ▼感想 ま、それなり ▼満足度 ★★★★☆☆☆ それなり ▼あらすじ 80代の男性として誕生し、そこから徐々に若返っていく運命のもとに生まれた男ベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)。時間の流れを止められず、...
劇場鑑賞「ベンジャミン・バトン数奇な人生」 (日々“是”精進!)
「ベンジャミン・バトン数奇な人生」を鑑賞してきました「セブン」「ファイト・クラブ」に続いて3度目のコンビを組んだデヴィッド・フィンチャー監督、ブラッド・ピット主演で贈る感動ヒューマン・ファンタジー。『グレート・ギャツビー』で知られる小説家F・スコット・...
ベンジャミン・バトン 数奇な人生 を観ました。 (My Favorite Things)
デヴィッド・フィンチャーは好きな監督のおひとりですが、今までの作品とは全然違いますねぇ…
ベンジャミン・バトン★数奇な人生  (銅版画制作の日々)
 原題:The Curious Case of Benjamin Button 80歳で生まれ、若返っていく男の物語 公開前から予告での宣伝もじゃんじゃん流されていたので、観ないわけにはいかないなあと思っていました。2月9日夕方、鑑賞してきました。ところが長い!3時間まではいかなかった...
ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (Akira's VOICE)
人生という名のロードムービー。  
映画感想『ベンジャミン・バトン数奇な人生』 人生の孤独 (レベル999のマニアな講義)
内容ハリケーンが迫るアメリカ大陸。ある病院にて、余命幾ばくもない老女・デイジー(ケイト・ブランシェット)は、娘のキャロライン(ジュリア・オーモンド)を呼び寄せる。そして、大切にとってあった、一冊の分厚い“日記”を読んでくれるよう頼み込むのだった。その書...
ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (のほほん便り)
なんと、デヴィッド・フィンチャー監督作品、だったのですね。 ネット評的には、厳しい声も少なくなかったですが、天下の美形、ブラッド・ピットとケイト・ブランシェットが映画ファンタジーで、色々な年齢を経て、関係性を変えていくファンタジーが興味深かったです。...