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かずのF報告ファイル

2008-03-08 00:59:17 | 色々レシピ
~ドリンク豆知識~

いつもは金曜日に担当しているかずゆきですが今日は日付を越えて土曜日にお送りします。今週のテーマは『体にいいドリンク』。今日はレシピではなくテーマにちなんだレポートをお送りします。

《人と水》
僕たち、人は大人で体の約6割、子供は約7割が水分で構成されています。特に運動してなくても大人で約2~2・5リットルの水を出し入れしています。飲むほうならイメージしやすいけど、出すほうもこれだけ出していることになります。人によっては例えば運動部の学年さんなど、部活でたくさん汗をかいている人は、もっとたくさんの水が必要になります。人は、断食しても水さえ飲んでいれば数週間は生きることが出来るけど、水分を補給しないと2~3日で生命を失ってしまうといわれています。それだけ人にとって水分をとるというのは大事なことなんですね。
さて、人はどうして汗をかくんでしょう?汗は体温を一定に保つための大切な冷却水。僕たちは、体を動かすことでたくさんのエネルギーを燃やしています。汗が出てこなくなると体温が上昇し、オーバーヒートを起こしてしまいます。汗の原材料は水とミネラル。ずっと汗をかく状態が続くと、これらが足りなくなって、汗さえうまくかけなくなってしまいます。同時に血液は水分不足から粘度を増し、流れが悪くなります。自分の体重のわずか3%の水がなくなっただけで、このような脱水症状が起こってしまいます。このような脱水症状や熱中症は暑い時期に起こるものだと思われるかもしれませんが、運動により筋肉から大量の熱を発生することで、寒い時期でも安全とは言い切れません(今年の箱根駅伝でも、脱水症状により途中棄権した大学が続出しましたよね。)


《日常での水分補給》
では、ここからは日常生活での水分補給について考えていきましょう。まず朝起きたら水分補給。寝ている間にはおよそ180ccの汗をかいています。朝はまず、少なくともこの分の水分を補給しましょう。そして、次に大切になってくるのが朝食。水分補給というと「飲む」ことだけに意識をもっていきがちですが、「食べる」ことによっても水分は補給されています。朝食にスープや味噌汁など、水分の多いメニューがあるといいですね。さらに学生であれば、授業の合間の休み時間、お勤めの方もこまめに水を飲んでリフレッシュ。血液の粘度が高まると頭にも血が回りにくくなるから、だるくなったり、眠くなっちゃったりします。こまめな水分補給で勉強にも仕事にも集中していきましょう!


《市販飲料について》
さて、話しはちょっと変わりますが、普段口にしてる市販飲料にはかなりの砂糖が使われているのはご存知ですか?人間の体が糖質だけを必要としているならばいいのですが体にはその他にもたくさん必要な栄養素があり、そのバランスから考えるとやっぱ砂糖のとりすぎはよくありません。では砂糖としてどのくらいまで取ってもいいのか?目安としては1日50gまで。これは小さな角砂糖(3g)で17個ぐらいです。こうしてみると、けっこう取れそうですが、料理で使う分を20gとして、残り約30g(角砂糖10個)。これはコーラ1缶でオーバーしてしまう量です。同じ量の砂糖をそのまま食べる人はいないと思うけど、飲み物になっていると意識なく簡単に飲めてしまうのが怖いですよね~
ボクは学生時代に剣道をやっていましたがよく「炭酸飲料は飲むな」と指導されてきました。これは剣道に限らず運動部はみんなこういう指導をされていると思います(ボクの場合隠れて飲んでたけど…)。炭酸の入っていない飲料でも糖分は多いけど、比較してみると炭酸飲料は刺激が強く、一般的に炭酸の入っていない飲み物より糖分は多いみたいです。同じく、ビタミンCや乳酸菌などで酸味が強い飲み物にも、糖分は多く添加されているケースが多いです(例えばドリンクタイプのヨーグルトも、プレーンやノンシュガーでない限り、乳酸菌の効果に気をとられていると思いのほか糖分まで飲んでしまうことになります)。健康飲料ということで安心して飲みすぎるとこれも糖分のとりすぎになります。
また、コーヒーや紅茶飲料についても、自分で作って飲む時よりも糖分をとりやすいことを意識しましょう。「甘さ控え」が実際どの程度の糖分なのか、それぞれの糖分を確かめて選ぶようにしましょう。
ジュースは口にしないという大人の方だって昼間にコーヒー、夜はビールに酎ハイ、そして翌朝は二日酔いの緩和にスポーツドリンク…。これだってかなりの糖分とアルコールをとってることになります。
ではそれをどうやって知るのか?算出方法は簡単です。まずはカロリーをチェック。表示されているカロリーは100mlあたりの表示が多いから、それを350ml缶なら3・5倍、500mlペットボトルなら5倍にしたものがその飲み物のカロリーです。その出たカロリーがすべて糖分だったら(牛乳が入ってるものは、そのカロリーの一部がたんぱく質や脂質にあたる)、出たカロリー数を4で割ると(純粋な糖質は1gおよそ4kcalのため)だいたいの糖分量が割り出せます。そして、さらにそれを3で割ると3gの角砂糖で何個分かを割り出すことができます。気になる方はこの方法で計算してください。
ではボクの家の冷蔵庫にあった某飲料メーカーのアップルジュースで実際に計算してみましょう。
100mlのカロリーが45kcalなので45×5で225kcal。さらにこれを4で割ると56・2g。これがこのジュースの糖分量。さらに3で割ると18・7g。つまり角砂糖にして6個強このジュースに入ってる計算になります。

コンビニやスーパーの冷蔵庫にズラリと陳列されている面々を見てもわかるように、一口に市販飲料といってもその種類は様々で、新旧交代も常に行われています(コンビニで新商品の札をみるとつい手をのばしちゃいますよね…)。
最近ではステビア、アシパルテームといった人工甘味料をよく耳にします。これは、甘さが砂糖の100~200倍あり、使う量が極微量となるのでほとんどノーカロリーに近くなります。これらを組み合わせることによりカロリーを抑えている飲料も増えてきています。


ボクはたまに無性にジュースとか飲みたくなったりしたら、自分へのごほうびとして仕事ガンバってやります。その時にジュース解禁します。そんなふうに上手に市販飲料とも付き合っていきましょう!


frodかずゆき