一日ずっと外に出ていた、ひとりでお昼ご飯を食べるとき以外は。外に出て畑仕事をしていた。野菜類の収穫に励んだ。抜いて来て、土と根株を落として、朽ちた葉っぱは落として、一枚一枚葉っぱを剥がした。葉は薄緑色をして柔らかい。それを丁寧に外の洗い場で洗った。それからそれを平たい籠に列べて干した。何籠も何籠も。九条葱もスコップを使って掘り上げた。立派な葱が育っていた。小葱のトクワカも抜いて揃えて洗った。二種類の白菜、不断草、萵苣、ブロッコリー、子持ち菜、大根などなど。夕方東京の娘の家族へ、林檎箱に数種類の野菜を詰めて送った。町まで送りに行って来た。まだまだどっさりあるので、客人にもらいに来てもらった。高菜漬けを漬けられるというので、洗っておいた高菜もどっさりどっさり。ご主人様の方がベジタリアンらしい。それがすんだら里芋の皮剥きをした。それがすんだら、また庭の小径周辺の草取りをした、根気よく根気よく。6時半になるまで。溜まった草は籠に積み上げて、畑の片隅の有機肥料造成所に運んで行った。あとからは寒くなったので、ジャンパーを着込んだ。
長いこと外に出ていたので目が痒い。花粉症の薬は朝夕飲んでいるので、鼻水は垂らさずにすんだ。畑にはまだ各種野菜が残っている。食べずに捨てるのは忍びない。