緑とともに・・・・

小田原市にある樹木卸販売を生業とする有限会社小田原植木のBlogです。

小田原城御濠の掻濠

2018年03月21日 | Weblog
人気TV番組とタイアップした表記のイヴェントが今日行われています。
あいにくの真冬のような寒さの中、ご参加の皆様本当にご苦労様です。
外来から来た生物が新たなところに来た場合、既存の生物に駆逐されれば
外来から来たことも記録にも残りません。そうした生物もごまんといたのだと
思います。リスキーな移動です。
幸か不幸か生存競争に勝ち残ったものだけが外来生物と呼ばれることになります。
まさに弱肉強食、自然界の厳しさを感じます。
生存競争に勝ったからと言っても安心できないのは、
現在この世界を支配しているのが人間で、その人間はさまざまな側面を持っていますが、
ある一面古くからの歴史を大切にするという点です。
古から受け継いだ原風景を大事にします。
だから、繁殖しすぎると駆除と呼ばれ排他されます。

小田原のお濠はどうだったのでしょうか?
戦国や江戸の時代、このお濠に何が住んでいて、どのような感じだったのでしょう。
藻や水草が繁殖し、青々とし、その中には城の侵入を阻害するハスが生い茂って
いたのかもしれません。有事には食料になる大切さをお殿様は知っていたのでしょう。
亀やフナ、ヘビ、カエルもたくさんいたのでしょう。これも有事には大切な食糧。
籠城を得意とする北条氏。このお城ならではのお濠の掻濠が38年ぶりに行われました。

もっと頻繁にすることが、原風景の種の保存に大切なんでしょうけれど、
そればかりに予算は組めませんから、あっという間の38年だったと思います。
38年前には何が出てきたのでしょうか?どんな生態系だったのでしょうか?

それにしても大きなお城のお濠です。
メインの学橋付近こそたくさんの人が割り当てられていましたが



100人態勢での掻濠でも、人はまばらで、他の個所は







こんな様子でした。改めて小田原城の大きさを実感しました。100人程度じゃあお濠の掃除も出来ないです。次回はもっと多くの市民が市のシンボルのメンテに力を出し合いたいですね(って、僕も外野からの取材のみでした…スイマセン)
参加された皆様お疲れさまでした、どうぞお風邪など召せぬようお祈りしています。
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