緑とともに・・・・

小田原市にある樹木卸販売を生業とする有限会社小田原植木のBlogです。

グリーンスナップ

2019年07月11日 | Weblog
植木屋にいると植木のことは先輩や仲間から情報がえれますが、それ以外の情報はなかなか入ってきません。
かえって私のように事務所に座っている人間は、さまざまな営業さんが来て下さるので、情報が得やすいです。事務所に座っている人間の役得と言いますが、楽しい仕事の部分です。
昨日からIT系の方が相次いでお越し下さり、雑談の中から有益な情報を得ることができました。

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事務所に座り始めた(1995年)ころ、社長と雑談の中で『「逆引き辞典」を作りたい』という話がでました。
植木というのはその関係業界の方は木を見て木の名前がわかりますが、多くの市民の方は有名どころの木の名前しかご存じないのではないでしょうか?
「この木何の木?気になる木」なんていうCMではありませんが、木に花が咲いたり実がついたりした時に気になる木の名前を知りたいと思っても、そこから図鑑を見ても「索引を引く(検索をする)」ことがとても難しいわけです。検索と言うのは、名前がわかっているものに対して、その内容を知るものなので、名前がわからないものの名前を知ることができないからです。
名前がわかるものならその形状を知ることができるわけで、「初夏に赤い花が咲きます」などと書かれているのです。

そんな樹木を形状から名前をするのが「逆引き辞典」で、赤い花→○○の木と調べた結果を載せればもっと植木に親しめるのに、とよく言っていました。
が、当時のWin95機と僕のスキルでは到底そんなものは不可能で、「赤」と言われても「濃いピンク」を赤と言う人もいれば、渋くくすんだ「紅色」を想像する人もいれば、「スカーレット」の赤の人もいます。
それをどう区分するか?などは考えがまとまりませんでした。

時の移りは、ITの進化を遂げさせ、最近はAIなどという人の知能に近いところまで来ました。
そんな昨今、JBCCの弊社の担当者がMさんからYさんに代わり、雑談の中でその逆引き辞典の話をしていましたら、今日訪問があり、「こんなアプリありました」と見せてくれたのが、グリーンスナップ。(アンドロイドもMacOSでもダウンロードできるみたいです)



おととし創立の若いIT企業のようですが、これがすごい。
弊社がやりたかったことをAIを活用して仕上げていました。
植木屋だからと本職だけにとらわれて後回しにしている間に、企画力と行動力を備えた企業は間髪入れずに作り上げちゃうのですね。

わが社もこうした若い力に後れを取らないように様々な方面にアンテナを張り巡らし、ご協力を賜るところは賜らないといけないなと感じました。
まぁ、こちらはいまさらどうにもならないので、せっかくですからちょっとこのアプリ使って遊んでみようかと思います。
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