小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



初冬のこの季節に、黄色く色付いたイチョウの木を眺めるのが好きで、散策の途中にイチョウの木のある神社や公園に立ち寄っている。市内に何ヶ所かお気に入りのイチョウスポットがあり、そのなかの一つが扇町にある池上稲荷神社だ。池上稲荷神社は国道255号から一本入った路地の奥にある小さな社。国道255号の山王川に架る扇橋上から見える2本のイチョウの木がある場所。池上稲荷神社の境内はそれほど広くないが、鳥居の脇に2本の大きなイチョウの木があって、毎年この時季に綺麗に黄葉する。上の写真は12月2日の様子。この池上稲荷神社は境内の広さに比べ、イチョウの木が大きいので落葉すると境内一面が黄色くなって素晴らしい風景になる。5年ほど前に、境内一面の落葉の風景を見て以来、毎年のように訪れているが結構まめに掃除が行われているので、年によっては境内一面の落葉を見ることができないこともある。前日から強風が続いていた12月8日の午後、境内の落葉を期待して池上稲荷神社へ出かけた。イチョウの木は半分以上落葉しているが境内にはそれほど葉が散らばっていない。ふと物置の横を見るとイチョウの葉が入れられたゴミ袋が6つほど。すでに掃除が行われてしまったようで、今年は写真を撮るチャンスを逸した。境内の隅には何ヶ所かイチョウの葉が掃き集められている。掃除前は一面の黄色い落葉だったようでなんとも残念。この池上稲荷神社のイチョウは小田原市の指定保存樹になっている。市内の色々な場所のイチョウがここ数年、枝下ろしされてしまっているので、ここのイチョウはこのままの姿で保存されることを願っている。イチョウの黄色い落葉の上を歩き、見上げると日に透かされた黄葉がひらひらと舞い落ちる風景はなんともいえない。今年は、境内一面の黄色い落葉が見れなかったので、来年に期待しよう。

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