小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市鴨宮、巡礼街道のヤマダ電機先のモスバーガー角を曲がり矢作方面に進むと3つ目のカーブの脇に菊川天満宮がある。鴨宮方面から車で通るとカーブの出口のために気づきにくいが、小さな梅林のなかにちょこんとした社殿が建っている。社殿横の小さな梅林も花の見ごろを迎えている。その梅の枝には地域の子供達が書いたと思われる絵馬が吊るされていた。この菊川天満宮にまつわる伝説は、「昔、この村の矢作りに菊という親孝行な娘がいたが、あるとき、ふとしたことから村の西境を流れる川に入水自殺してしまった。村民はこれを憐れみ、娘の霊をなぐさめるために祠を建立したが、それから後は川が濁ったり氾濫することがなくなった。後にこの川を菊川と呼ぶようになった。」また、『風土記稿』では、太田道灌が相州に在住の折に、菊の話を聞いていたく感動しこの地に詣でて石灯籠を寄進したとの伝えが残っている。太田道灌が詣でたのは文明10年(室町時代の1478年)とのことで、500年以上前から菊の伝承がこの地に残っていることになる。菊川天満宮は明治26年、菅原道真一千年祭りの機に、鴨宮の岩瀬氏が石造銅葺きの社殿を再興。道真公を合祀して名実ともに菊川天満宮と称するようになった。大正期の関東大震災の折に全壊したが、村民の手により再興され、昭和54年には修復も行われたとのこと。開発が進む鴨宮地区だが、この小さな社殿と梅林がこのままの姿で残ることを願う。


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