小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



魚料理が好きなので小田原漁港周辺のお店で昼食を取ることが多い。美味い地魚を食べた後に、昼過ぎの閑散とした魚市場や漁港をカメラ片手に歩くのが食後のちょっとした楽しみとなっている。行きつけの店で朝獲れの地魚の刺身を味わう。これからの季節はカワハギの水揚げも多くなり、味もだんだんと良くなっていく。ポン酢でといたキモで味わうカワハギの刺身はとても美味しい。旬のカワハギを堪能して店を出た後、昼過ぎの小田原漁港をブラブラ歩く。平日の昼過ぎ、港内は釣り人の姿もまばらでのんびりとした雰囲気。小さなイワシがよく釣れていた。早朝に多くの漁船が接岸し水揚げ作業を行う岸壁も、この時間帯は一隻の船も無く静まり返っている。閑散とした魚市場を歩く。朝5時過ぎには仕分け作業や競りで賑わうこの場所も、昼過ぎは人影もまばら。市場の黒板にはその日の漁獲高や魚種が書かれていた。閑散とした市場の片隅に黄色のコンテナが忘れ去られたように置かれていた。中を覗くと売り物にならなかった魚が入れられている。コンテナの中で折り重なった魚の目が冷たく光っていた。小田原漁港や魚市場は興味をそそる被写体が多くて、カメラ片手の散策は昼休みのちょっとした息抜きになっている。これから寒くなるにつれ、ワラサやブリの水揚げも増えて旬を迎える。これからの季節、美味しい刺身と港の風景を楽しみにしている。

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