極楽写真倶楽部 「ゆ」

なんとなく撮って載せてみる写真のブログ from 北京。

カルフール不買運動

2008年04月16日 | その他デジカメ

Panasonic IXY Digital 10 
上海/中国
 

※写真と本文は関係ありません。

会社で、カルフールの不買運動を呼びかけるショートメール(携帯電話メール)が出回っていると教えてくれた。カルフール(中国語で家楽福)はフランス資本のスーパーで、中国にも多く出店する。パリのオリンピック聖火リレーが妨害されたことによるものである。僕自身は残念ながらそのメールを受け取っていない。

好きにすればいい。愛国心を盛り上げるのは良いことで、日本人はもう少し見習うべきだ。ただ、少なくとも自分が近所のカルフールで見る従業員は全て中国人である。また、取り扱い製品の多くが中国製だろう。不買運動の効果がどの程度のものかわからないが、この辺りの浅はかさが中国人である。ここは日本人には見習わないで欲しい。数年前に盛り上がった中国の抗日運動で、中国人が経営する日本料理店が無残にも襲撃されたのは多くの方が知っていると思う。彼らの思考は我々の想像がつかないところにあるか、或いは頭が悪いんだろう。

China Freeという言葉が聞かれるようになって久しいが、実際はどうだろう?価格云々ではなく、中国生産品なしに生活をするのは、多くの国、特に日本では既に不可能ではないだろうか。ここが中国の恐ろしいところで、知らない内に影響力を増し、相手が気付いた頃には既に後戻りできない状態に追い込んでいるそのテクニックは、日本人には真似ができない。安ければそれで良しとする消費行動が中国に利用されてしまったのは恥ずかしいことだ。自分も同様である。更に今中国に住んでいる。後戻りできない状態である。

帰宅してネットでこの運動について検索してみると、数日前から話題になっていることがわかった。シャネルやヴィトンも対象だとか。こうして中国人の馬鹿さ加減が国外で笑いものになることは、中国万歳のメディアに慣れきった中国人には想像できなかったのかもしれない。情報統制が国民のレベルを下げるひとつの例である。中国人には関係ないだろうが。

カルフールについては、5月1日に照準を定めて、店外で買い物をしないように説得する運動も呼びかけているとか。中国では5月1日は労働節=メーデーで休日。金を使わない娯楽を見つけることに彼らは長けている。またひとつ無駄遣いをしなくて済む遊びを見つけたようだ。面白そうなので見に行きたいが、残念ながらこの日は嫌いな中国を出て海外に旅行に行く予定だ。旅行先で中国人を見るのは嫌なので、彼らにはカルフールで盛り上がって欲しいと願う。

中国人は、基本的に西洋人に憧れているように見える。日本人男性をターゲットにする中国人女性の目的はほとんど金だろうが、西洋人の場合にはステータスが付加されるのだろう。醜い白人が若くて美しい中国人を連れて歩く姿はここ上海でよく見かけ、相手が中国人だということを除けばうらやましく感じる。そんな彼らなので、この運動も長続きはしないだろう。大して効果を生んでないように思えるChina Freeの方が深刻である。

コメント (2)
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