多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

「発達凸凹」でひとくくりには出来ない

2017-10-29 20:57:44 | 発達凸凹
とあるミニセミナーに参加した。


本来は発達凸凹の人向けに作られたものではないようだが、


自分の特性の傾向をつかむのにいい方法というお話だったせいか


会場には 発達凸凹の人が多かった。


「特性の傾向を認識する」「自分の特性を把握する」という事は


けっして「隣の人と同じになる」という事ではない。


しかし 実技や リストへのチェックや


表やその他に 自分の事を 具体的に書き込むなどの事をし、


「グループワークをしてください」という指示が飛ぶと、


「人と比べる事」で 「自分はOOができない」という事に


気を取られる人も 多かったように感じた。


私は 他の人に比べて 視覚から 情報を得る傾向が


圧倒的に強く、「人に指示を出されても、自分がしたい方法を


見つけると そちらの方を選んでしまう」という傾向もあった。


出された課題を仕上げるのに、「周囲と相談してもいいですし、


スマホやタブレットをお持ちの方は 検索しても


どんな方法をとってもいいですよ」と


講師の方は言われた。


私は 即座に 机から離れて、空席に移って 課題を仕上げた。


発達凸凹の方が 集まった場だったが、


私のような 行動をした方はいなかった。


やはり どんな場所に行っても


私は 「変わった人」になってしまうようである。



その場に 私は一人で参加したが、


息子達がいたら きっと それぞれ違う処理の仕方をしただろうし、


講師の方の話を聞きながら、


「あ、長男は このタイプだなあ」


「自閉っ子は こっちだなあ」と


あれこれ 思い浮かんだ。


親子やきょうだいでも 感じ方や


物事の処理の仕方が 全く違うので、


「診断名」で 「こういう人」と ひとくくりには


できないのだけれど、


TVやネットでの 報道で 「こういうものなんだ」という印象を


持ってしまうと、本人も 家族も 関わるその他の人たちも


過ごしにくいだろうなあと思った。















成人ADHDの認知行動療法 実行機能障害の治療のために
メアリー・V・ソラント
星和書店

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