よかばい京都日記

日々の記録です。

『セルフ 2巻』を読んで。

2009年07月10日 | 本・漫画あれこれ
「私の中の・・・けだものの場所なんです」

朔ユキ蔵さんの『セルフ』最新刊を購入した。
人間の「自慰」について、真剣かつ真面目に登場人物たちが考察して行く物語は生々しく衝撃的だ。
2巻では、ゴスロリの男性恐怖症少女?や自慰について指南する先生なる人物まで登場してきて物語が盛り上がってきた。
特に前者のゴスロリ少女は、1巻の最後にも少し登場していたが、こ…こんなキャラだったなんて!と読みながらビックリ。
この漫画を読みながら、何度驚いたことか…。
ちなみに冒頭のセリフはゴスロリ少女のもので、彼女が自分の中に存在する抑えきれないあるモノをカミングアウトしたシーン。
あるモノは読んでもらえればすぐにわかる(笑)

また、登場人物の女性達が、主人公(もちろん♂)の秘密の研究(もちろん自慰についての)に振り回される様がなかなか笑える。
特に主人公の彼女である有加と表紙で大胆な姿を披露している泉さんの二人は、研究に夢中になる主人公の「浮気」を疑い始めて…。
この辺りの一悶着は笑える。
ちなみに有加と泉さんの2人に関しては、「こんな人いるよなー」と思わず納得してしまうぐらい描写がリアルだ。
有加は、支配願望の強いやや面倒臭い女性だが、こういう女性を可愛いと思う男がいるのも事実。
一方の泉さんは、なかなか腹黒い一面をお持ちで、男としては危険だとわかっていてもついつい気になってしまう。
でも、らいおんは泉さんみたいな危ない女性は大好きです…。
ってか俺、何書いてるんだ?(笑)
閑話休題。

今後の展開がすごく気になる。
主人公一人がノンビリと自分の興味の赴くままに研究を進めているが、確実に周囲の状況は危なくなっている(苦笑)
相変わらず浮気を疑っている有加だけでなく、自分が自慰に使われていると知った泉さんも今まで以上に積極的になって…。
ついでにゴスロリ少女も何となく主人公のことを気にし始めている感じ。
『ハクバノ王子サマ』みたいに、ドロドロ展開になっていくのかな?
他の漫画に比べて一癖も二癖もあるが、不思議な魅力を持った作品だと思う。
もちろん3巻も購入決定である。
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