思い込み

自己認識が周囲の評価と大きくずれているなら修正が必要となるが、完全に一致している必要もない。
だいだい周囲の評価と言ったところで一様に定まるわけではなく、高く評価するものもいればそうでないものもいる。
周囲の評価、とて、大体のところ、に過ぎない。

なぜこんなことを述べるか、というと、「思い込み」の力を失うのはもったいない、からだ。思い込みによって頑張り、成長する。
あるべき自分を追いかける際、そこにたどり着けるはずという思い込みがなければ足は止まってしまう。

思い込むだけで何もしない、という人もいるので要注意ではあるが、自己認識なんて、ちょっとくらいズレていても問題ない。

昔持っていたのに見当たらないもの

生活の垢にまみれどこかにいってしまったものでも、捨てたのでなければ部屋の中の何処かにはあるはずだ。
ときどき、思い出して、探してみるのが良い。
できれば、手入れしてまた使えるようにしたほうが良い。

めんどくさくてやりたくない。
気恥ずかしくてやりたくない。

だがそのままにしないほうがいい。そのままなら、ただのゴミだ。ゴミなら捨てたほうが良い。
でも、ゴミではないはずだ。
生きているうちにわずかでも、輝きを取り戻そうとしてみるべきだ。

全て些細なこと

自分の祖母は現在101歳だ。

祖母は50歳から80歳くらいまでの間、体調がよいとは言えなかった。
80歳を過ぎてからのほうが元気だ。

誰もがこれほどの健康と長寿を予想できなかった。
人生何が起こるかわからない、とつくづく思う。
日々のささやかな悩みもつまずきも、全て些細なことに思えてしまう。

胆力

あらゆる能力の中で鍛えるのが最も難しいのは胆力、ではないだろうか。
シュミレーションができない。本当に肝を冷やす思いを体験する以外ない。できればそんな思いはしたくない。

胆力を鍛えることが困難でも、やせがまんをする力、なら鍛えることができる。
なるべく冷静なふりをする。冷静と思われるような行動をとる。これは、意思の力で何とかできる。

そして、それで十分ではないか、と思う。人から見て、冷静に見える言葉を語り行動をとれるなら、それで十分ではないか。そして実際、世の中のほとんどの人は、それでしのいでいるはずだ。自分もそうするつもりだ。

手が届かなかったとき

一生懸命やったが、手が届かなかった。そんな時はどうすべきか。
もちろん、気力が充実するのを待つだけだ。
では気力を取り戻すにはどうしたらよいか。

まず、よく寝る。酒を飲むのがいいかは人に因るだろう。だが飲みすぎは誰であったとしてもダメだ。
つぎに、選択可能な道をリストアップする。手元には100円しかないのに100万円のドレスを買いたい、とは思うはずはないのに、実際にはそのような願望にとりつかれている人も多い。
あとは、普通に暮らす。寝込んでると余計に落ち込んでいくから。たちの悪い想念にとりつかれる。
そのようにして、時間の経過を待つ。

特別な方法ではない。
しかし、再生し、また立ち上がった時には少し強くなっている。
少しを積み重ねれば、特別な存在にもなれるかもしれない。