マックス

１日の中で、全力を出す瞬間が、ほんの数秒でもあるのと、全くない、のではひどく違うのではないだろうか。

アタマでもチカラでも、マックスを発揮すればどっと疲れる。数秒しかなのならあってもなくてもたいして変わらない、気もするが、ゼロ、を長年続けていると、劣化するだけならまだましな方で、自分がどこまでできたのかすら忘れてしまう。

もっとも、数秒でもいいから、というのは中高年向きの話だ。若い頃は惜しみなくマックスを発揮して大いに鍛えた方がいいと思う。        

打ち込めること

今、目の前にある事に打ち込めるのが一番幸せだ。それができるのなら、そうした方がいい。

そうでない場合が問題だ。見つけなければならない。しかし食わず嫌い、高望み、ワガママ、などをほざいているとメシにありつけなくなってしまう。

理想とは、アタマの中にあるもので、アタマの中にしかない。実際のところはどうなのか、やって見なければわからない。見つけるためには、やって見なければわからないのだ。まずは、やってみることが大切だと思う。     必ず、思い描いていたのとは違うはずだ。プラスにもマイナスにも。そうして選びとっていかなければならない。

前向き

作業機械をまっすぐ前に走らせようとすると、まっすぐ前を見つめつつ、横に働くかすかな力も感じ取って、逸れる前にカウンターを当てていかなければならない。

前向きであるためには、前だけむいてりゃそれでいい、などということはない。
早め早めに手を打つ必要がある。
そのための知恵を上から下へ授けていくべきだ。

逆風

できれば、追い風に身を委ねラクをしたい。けどそれだと行きたいところにたどり着けるとは限らない。
風の吹くまま向きを変えるのでは風見鶏、クルクル回って目を回し、具合悪くなるか自分を失うか、ロクなことにならない。が、遮二無二逆風に立ち向かうだけも無謀だ。

どんな風向きでも、帆の向きを調整することで推進力に変えて、目的地を目指すのが理想だ。風向きはしょっちゅう変わるものたから。

棚上げ

自分の事を棚にあげてものを言っていい場合。
過去の反省の下に、子供、後輩、部下、教え子などに同じ過ちを踏ませないための教育的指導として。
親の小言の半分はこれだと思う。

ダメな場合。
対等な立場にある他者を非難する場合。
まず自分の行いを改める事から始めるべきだ。