なんでそうなるのか

青森県八戸市で公務員試験塾オクトを主催する岡政也のブログです。

うまく立ち回るのではダメだ。

2014-05-21 13:28:29 | インポート
 世の中の仕組みの隙間をついて、うまく立ち回ることで利益を得ている人々もいる。
うまく立ち回る、という言葉の響きには魅力を感じてしまうが、要は誰かから奪うことで飯を食っている。
それが違法であろうと合法であろうと、それではいかんのだ。特に合法的にやっているほうがたちが悪い。
 
 仕事は、自分がいただく分を、きちんとお客さん、あるいは世の中に返す仕事じゃなきゃダメだ。
実際ほとんどの人はそうして飯を食っている。ズルはいけない。



情熱

2014-05-20 14:55:43 | インポート
 その情熱が本物であるかどうかは、決意した時点での思い込みの強さ、ではなく、
そのあとに続く、同じ毎日に正しく向かい合えるかどうか、だと思う。

 何かを成し遂げたい、変えたい、と思っても、すぐには変わらない。同じ日々が続く。
ここで試される。挫けてしまうことが多い。が、挫けなければ、一皮むけることができる。

 三日坊主、三日我慢すればなんとかなるか、といえば、三日の我慢では足りない。
3か月、ことによっては3年、場合によってはもっと長い。

 情熱の炎は、燃やし続けることが一番難しい。



炎上

2014-05-19 16:16:55 | インポート
 ネット上の発言で「炎上」になることがよくある。結局謝罪することが多いが、あれが不思議だ。
気分を害した、傷ついた、といって騒ぎ立てる側も、すぐに謝る側にも、ぴんと来ない。

 いやなら見なきゃいいわけだし、謝るくらいなら言わなきゃいいだけじゃないか、と思う。

 ことはそんなに単純でないのかもしれないが、せっかくの自由は言論の場を、自ら損なう行為に思えてならない。


すぐに素人に戻ってしまう。

2014-05-18 11:56:11 | インポート
 職場では、仕事で必要な能力を身につけて武装しているが、鍛錬を怠ればすぐに武装は解かれる。
すぐに素人とさして変わらない状態に戻ってしまう。老害、と揶揄されるのは、引退したわけではないのに現場から退き、明らかに能力が退化しているのに自分では気がつかず、口だけ出す、という人物によることが多い。
 どれだけ経験を重ねても、これから起こることに対しては同じラインに並んでいる。その緊張感を忘れないようにしたい。



マユツバの話

2014-05-17 12:23:18 | インポート
 例えばA町出身のXさんが嫌なヤツで、同じくX町出身のBさんも嫌なやつであったりすると、すぐに「A町出身のCさんもまた嫌なヤツである。」と結論づけてしまう。 
 個別の事象から共通する要素を抽出しそこに一般則を見出すのが演繹法、と言えば大袈裟だが、上記の例のようなことはごく日常的に行われている。
 
 しかし、自然科学における正しい演繹とは、反証、あるいは反証可能性に対して充分な目配りがなされていなければならない。
  
 一方、私達の日常レベルにおいては、ほんの僅かな事例から全体を見渡した気になって、安易な偏見に陥ってしまうケースが非常に多い。
 これにはやむを得ない面もある。予測を立てることで未然に危険を回避できるからだ。
  
 だが、偏見によって損なわれるものはあまりに大きい。 「日本人は‥‥」「男とは‥‥」などのような一般論を安易に振りかざす言説は、眉に唾して聞くべきだ。