なんでそうなるのか

青森県八戸市で公務員試験塾オクトを主催する岡政也のブログです。

一文は短めに

2012-10-14 16:57:53 | インポート
生徒さんの作文を添削していると、ひとつの文が長いことが多い。

しかも、その中に、逆説の接続が二つ以上入っていて、主張が二転、三転していて、結局何が言いたいのかわからない、という文が多い。

一つの文の中に、逆説は原則一つだけにするべきだ。
「今日はいい天気だが、出かけたくないという気持ちだったが、しかし結局外出することにした。」
→「今日はいい天気だが、外出したい、という気持ちにはならなかった。それでも、結局は出かけることに決めた。」

また、主語と述語がきちんと対応していない場合も多い。

「その時の私には頑張りが足りなかったので、落胆してしまった。」などのように。
→「その時の私には頑張りが足りなかったので、周囲の方々を落胆させてしまった。」または、
→「その時の私には頑張りが足りなかったので、周囲の方々は落胆してしまった。」などのように。

短い文なら、すぐに変だな、読む側は気づくが、長い文だと、はっきりと気づかないが、読み終えたとき「何となく意味不明」という感想になってしまう。

内容ももちろん大切だが、こういったところを直すだけでずいぶんと読みやすくなる。


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