信じるということ

信じるということは、ほかの可能性をすべて切り捨てることか。
そのような信じ方もある。
でもそれでは盲信、さら言えば狂信であり、現実に目をつむることになってしまう。


そうではなく、信じるところ以外の様々な可能性にも目を向け考慮することを怠ることなく、一つの選択肢に向かって心的エネルギーを収斂させる、というのが「正しく」信じる姿であると思う。
どこまで行っても、いろいろな可能性は否定できない。だが、体は一つ人生は一度、時間を巻き戻すことはできないから一つしか選べない。たった一つしか選ぶことはできないのだから、それを信じ、そこにかける以外の選択肢はない。
右を見て左を見て、そして選んだものを信じる、それ以外の選択肢はない。