自分が本当にやりたい事は何か、などと迷ったら、自分が本当に食べたい物、という問いに置き換えてみればいい。食べたい物はいろいろあっても、「本当に」という枕詞がつくだけで食べ物が目の前から遠ざかり、ヤヤコシイ観念の世界が浸透してくる。ヤヤコシイ事を考えていようがいまいが、目の前に「食べたい物」があって食べて良い、と言われれば食べるだろう。腹の中に収まればちょっと眠くなって、「本当に」などと考える事があるとすればややしばらくあとになってから、いやほとんどの場合そんな事そもそも考えない。食べ物は食べるものであって、味わえばいいだけだ。それは行動についても同じで、ヤヤコシイ事を考えるより、行う事が大事、だ。