なんでそうなるのか

青森県八戸市で公務員試験塾オクトを主催する岡政也のブログです。

市井の哲人

2015-06-21 11:52:28 | 日記
世の中で、哲学思想の書を読む者はごくまれだ。皆が皆読む必要もないだろう。
カントデカルトソクラテスプラトン、西田幾太郎、全部知らなくたって明日も明後日もちゃんと生きていける。

だが、100人の村であれば、一人くらいは読む者がいたほうがいいだろう。

夜空には「星の数ほど」星があるが、「あれが北極星」と、すくっと指差すことができるものは、少なくとも一人は必要だ。
そして、そのようなものが生れてくるためには、村のみんなで継承されてきた知識を守っていこう、という仕組みが必要だ。

だから、書を読み、深く考え、考えを深めることは、市井の人にだって必要なことだと思う。