第一次安倍内閣がいき詰まった7年前、ある政治評論がこう言いました。「自民党は人事に窮すると、ボールを上に投げる」。
そののち事態を取り繕うに、福田康男さんが内閣総理大臣になりました。「あなたと私は違うんです」って、結構名言だったような…。
自民党は、安倍さん失墜ののちも、比較的年齢の高い方を党のリーダーに添えました。麻生さん、そして谷垣さん…。
――今日、我が「おちあい誠記後援会」会長に、私より若い40代半ばの方の就任のご承諾を戴きました。12年前に最初の後援会を設立した際の、いわば“生え抜き”と言ってもいい、かけがえのない盟友です。当時、下戸に近い氏とあるところで偶然会った際、「おちあいさん、町議選に出るって聞いて、多分自分にも声がかかるかなって」と。
結局、氏は10年間の青年部長、わずかの期間の副会長をお努め戴きました。
敢えてボールを下に投げることで、新しい「おちあ誠記後援会」の出発にふさわしい、若々しいリーダーを得ることができました。
願わくは明日、「おちあいさん、カミさんと相談したんだけど…」がないように…。