壬生の政局やいかに…

真の民主主義町政を求めて…

オバチャン、耳遠くて…

2015-10-24 22:45:03 | Weblog
昨日のオルグは、開拓団として壬生に入植された地域を歩きました。

以前伺った際、「アンタ、田中(義一=元壬生町議会議員)さんの甥っ子だって!」と、当時亡くなって5,6年が経った伯父を随分と懐かしがってくれたご婦人のお宅に。

玄関脇のポストに案内を投函し立ち去ろうとしたその時、「どちらさんだい?」と二階で洗濯物を込んでいたご婦人から声がかかりました。

相手との声を計り少し大きな声で「田中義一の甥っ子のおちあいです。以前伺いました」と言うと、「オバチャン、耳遠くて…。えっ、何!議員さんだって…」と。

かなりの難易度と察し「よろしくお願いします」と立ち去ろうとした瞬間、「洋子ちゃん(田中義一の妻=伯母)、いつの間にか逝っちゃったね。どれくらいになる?」と声がかかりました。それから5分ほどは、オバチャンの独壇場でした。

――「洋子ちゃんからしばらく電話がないから、心配してたんだよ。義一さんの葬式は行ったけど、洋子ちゃんのは行きはぐっちゃった。そのあと、田中さん家じゃ大丈夫かい?…周りみんな死んじゃったから、自分は長生きしないとね」。

いずれにせよ、自分の出自を知っている方々の存在は大きいものがあります。言い換えれば半世紀以上に渡る、伯父から引き継いだ力強い支援を大切にしなければ、そういうことです。

遅々とした歩みではありますが、そういう縁こそ大切にしていきたいと思います。