壬生の政局やいかに…

真の民主主義町政を求めて…

政治は生活である

2006-11-20 17:39:48 | Weblog
5月以来の投稿です。ここまで空いてしまうと、もうブログの体をなさないのでは、とお叱りの声が聞こえそうです。この間、首相は安倍晋三氏に変わり、「再チャレンジ」なるワードが飛び交うようになりましたが、今回は少し遡って小泉さんの5年間の政権について言わせて下さい。小泉前首相が躍起になり追従してきたアメリカ型資本主義は、実はもう限界を迎えています。米国の対外債務は3兆ドルを超え、何とその40%がアメリカ以外の国で保有されているのです。アメリカが貿易赤字でバラ撒いたドルがペーパーマネーとなって、世界中で跋(ぼっ)こしているというのが、現在の投機資本主義の実態です。その行く末は地獄であり、米国も日本も世界も、地獄の入り口に立たされています。小沢一郎が無条件で自由党を解党し、民主党との合流を決断したとき、「残された時間はないのだ」と叫んだのは、このことを見越していたからです。ところが、小泉前首相の5年間は「構造改革」と叫んで国民を騙し抜き、崩壊寸前の「米国型投機資本主義」を日本に強引に導入したものです。日本全国を席捲した郵政民営化法案、これにより郵貯・簡保を合わせた350兆円がアメリカ経済に流出していきます。小泉氏が去り、安倍政権のもとで声高に言われている「再チャレンジ」ですが、予算化はされたものの、具体的な事業計画等は見通しが立っていません。その中で拡がる格差の問題、“いざなぎ景気”を越えた最長の好景気と言われていますが、帝国データバンクの調査によると、景気回復を実感しているのは調査対象の4%未満、反して、実感していない・実感できないは77%以上にも昇っています。日本の年間自殺者は3万7千人が3年連続、フィリピンですら8千人なのに…。預金ゼロ世帯は5千万軒、これは全体の約1/5に当たります。民主党・小沢代表は「政治は生活である」と話します。どんなに立派なことを唱え、それがたとえ法制化されても、肝心の国民が不幸な生活を送っていたら、その政治は何の意味も持たないと。実は、この10月から、まさに国民を不幸のどん底に突き落とし沈めるような悪法「障害者自立支援法」が自民公明両党で可決され、施行されてしまいました。これについては次回、近いうちに見解を述べさせて戴きます。