鳳来寺本堂では愛のパワーを。
東照宮では人生の切所でのパワーを。
奥の院では不可能を可能に変えるパワーを。
傘杉、仁王門では健康のパワーを。
それぞれ得ることができることを確認した我々。
いよいよ、この鳳来寺山も終わりに近づいてきました。
そして、いよいよ我々が行きに目をつけていた、開山の祖。
利修仙人の像がある場所へ。
岩肌をくり貫いた中に石造が安置されています。
開山の祖、仙人。鳳凰に乗った男。
これだけ揃えば相当のパワーがあるだろう。
ただ、あまりに入口に近く、ここでいきなり削っても弁財天のように結果が伴わない可能性を恐れた我々は、石段を登った苦行の果てに、最大の切り札を取っておいたのだった。
コンドロイチンを直接膝にぶち込みたいと思うくらいの痛みに耐えながらの下山。
うっかり通過しそうになるのを見過ごさず検証することができたのは、利修仙人のお導きか。
もはや我々は汗だくで疲労困憊。
邪心も消え、澄み切った境地で自然と祈りは出る。
これだけ条件が揃えば奇跡は起きるかもしれない。
我々の祈りは確信に変わりつつあった。
「当たれ!」

Sさんは叫んだ。
その魂の叫びを動画でどうぞ。
『そんなキャラだったっけ?』
我々も一瞬たじろいだ。
気魄は半端なく、まさに巫女。トランスしてしまったのかもしれない。
自らの殻を破り新たな自分と出会う場所。
それが利修仙人の持つパワーなのかもしれない。
よく考えても見れば、修験者が求めている悟りとは、自らを新たな地平に置くことと言っても良いであろう。
見事にその意義を教えてくれた利修仙人。
ありがとう!利修仙人。
無事に下山した我々であったが、巨漢M田氏が気づく。
「タオルがない!」
神仏は我々の邪な欲に対して天罰を与えたもうたのか?!
よりによって、もっとも0.1tの重力で移動しているM田氏に落し物をさせるとは!
我々は天を仰いだ。
そして、鳳来寺の秘めたるパワーの偉大さと恐ろしさを知った。
誰もが、彼はタオルを諦めると思った。
しかし、彼は違った。
「見てくる。」
なんと、彼はタオルを諦めなかった。
一体どこからその気力と体力が湧き出てくるのか?
その時、我々は気づいた。
このパワーこそが鳳来寺山が与えたもうたものではないのか。
汗と欲にまみれたタオル。
きっと誰も拾わないだろう。
鳳来寺の参道を汚すわけにはいかない。
彼は、足を引きずりながら戻っていった。
我々は彼を追う力が残っていなかった。
が、一人だけ彼を気遣い戻っていく者がいた。
それは、利修仙人の前で新たな地平を開いた最年少の女性Sさんだった。

『やはり、若い者は体力がある。』
不惑を目前に控えた私は思った。
しばらくすると思いがけない速さで帰還してきた。

「え?早い。」
すると、彼は言った。
「落としたと思ったら、シャツの中に入り込んでた。」
なんと。
ここで我々は考えた。
落としたと勘違いしたことを天罰と捉えるのか。
落としたと思ったが結果的にあって良かった、功徳があったと捉えるのか。
功徳、パワー、と、いうものは人により感じ方が違うと言う。
それは、受け取る側の気持ちなのだ。
前向きであれば、どんなに周囲が地獄のようだと考えても本人は満足する。
しかし、後ろ向きであれば、どんなに周囲がうらやむ状況でも本人は地獄にいると感じる。
パワーが感じないと思えばパワーは無く、パワーがあると感じればパワーはある。
色即是空。空即是色。
意味合いは若干違うかもしれないが、そんな感じかもしれない。
そんなことを、我々に気づかせた鳳来寺は、やはり偉大なのかもしれない。
しかし、我々は俗世の人間。
飯が無ければ腹が減る。
やっぱり宝くじは当たって欲しい。
松尾芭蕉が腹痛を起こして寝込んだ屋根屋の跡地を見ながら帰路に着く。

そして、最後に我々はもう一勝負挑むこととなる。
決戦の地、おかめ茶屋。

疲労困憊の我々にとって、五平餅は大事なカロリー補給源。
なによりここの五平餅はうまい。
つけあわせの漬物が嬉しい。温かいお茶も付いている。お得だ。
各地で観光地化して消えてしまったおもてなしの心が、まだ、ここにはある。
我々は焼けるのを待った。

なんと素敵な笑顔だ。
何か好運があるのではないか。
疲労している我々は、鳳来寺の教えから、何もかもに可能性を感じてしまう状況だった。
そして、五平餅キターーーーー!

餓鬼のように貪り食う一同。

「きっと、この五平餅の木で削れば御利益が得られるのではないか?」
五平餅の木に神が宿るのでは無いか。
そのとき、我々はそう信じた。
神の依代。御幣。
その御幣に似ているから五平餅というようになった、という説がある。
そう、まさに『御幣餅』。
これはいける。
我々は確信した。
そしておかめ茶屋のおかみさん達も見守る中、我々は最後の勝負を行った。

スクラッチは削られる。
そして、ついにその瞬間は現れるのか。
この模様は動画もあります。
決戦は終わった。。。
我々は今日一日の疲れを癒すため、集える者たちだけで飯を食うこととし、一度汗を流しに風呂へ行くこととした。
鳳来寺の山麓にある湯谷温泉は暖かく疲れを癒してくれる。
その後、こんたく長篠で流通量が少なく地元でしかお目にかかれない鳳来牛を喰らう。

よくよくみれば、この日は29日。肉の日、ということで全品5%引き。一部メニューは20%引きだった。
これも御利益なのだろう。
そして、我々は肉を貪り食った。
血管が詰まるほど。

こうして健康に美味しく肉が食べられるのも、適度な運動と綺麗な空気のお陰といえる。
今回は見事に高額当選、という結果を得ることはできなかった。
しかし、メンバーの一人は言った。
「今までさんざん鳳来寺の石段登ったけど、今日は今までに無く楽しめた。」
いい歳こいた大人が子どもに戻ることのできるのは幸せなことかもしれない。
直接的な現世利益は得ることはできなかったものの、それに勝るとも劣らない楽しみを提供してくれた鳳来寺山。
やはりパワースポット、
なのかもしれない。
信じるか信じないかはあなた次第。
次は御自身でお試しあれ。
次回は、史上最大のパワーを吐き出すといわれる中央構造線上のパワースポット『百間滝編』。
そこで我々が目にした光景とは?!
お楽しみに。
後日談。
叫んだSさんは、見事自ら購入したほうのスクラッチで、3,200円を当てました。
「当たれ!」と叫んだのは、どうも自らの方だったのかもしれない・・・。
東照宮では人生の切所でのパワーを。
奥の院では不可能を可能に変えるパワーを。
傘杉、仁王門では健康のパワーを。
それぞれ得ることができることを確認した我々。
いよいよ、この鳳来寺山も終わりに近づいてきました。
そして、いよいよ我々が行きに目をつけていた、開山の祖。
利修仙人の像がある場所へ。
岩肌をくり貫いた中に石造が安置されています。
開山の祖、仙人。鳳凰に乗った男。
これだけ揃えば相当のパワーがあるだろう。
ただ、あまりに入口に近く、ここでいきなり削っても弁財天のように結果が伴わない可能性を恐れた我々は、石段を登った苦行の果てに、最大の切り札を取っておいたのだった。
コンドロイチンを直接膝にぶち込みたいと思うくらいの痛みに耐えながらの下山。
うっかり通過しそうになるのを見過ごさず検証することができたのは、利修仙人のお導きか。
もはや我々は汗だくで疲労困憊。
邪心も消え、澄み切った境地で自然と祈りは出る。
これだけ条件が揃えば奇跡は起きるかもしれない。
我々の祈りは確信に変わりつつあった。
「当たれ!」

Sさんは叫んだ。
その魂の叫びを動画でどうぞ。
『そんなキャラだったっけ?』
我々も一瞬たじろいだ。
気魄は半端なく、まさに巫女。トランスしてしまったのかもしれない。
自らの殻を破り新たな自分と出会う場所。
それが利修仙人の持つパワーなのかもしれない。
よく考えても見れば、修験者が求めている悟りとは、自らを新たな地平に置くことと言っても良いであろう。
見事にその意義を教えてくれた利修仙人。
ありがとう!利修仙人。
無事に下山した我々であったが、巨漢M田氏が気づく。
「タオルがない!」
神仏は我々の邪な欲に対して天罰を与えたもうたのか?!
よりによって、もっとも0.1tの重力で移動しているM田氏に落し物をさせるとは!
我々は天を仰いだ。
そして、鳳来寺の秘めたるパワーの偉大さと恐ろしさを知った。
誰もが、彼はタオルを諦めると思った。
しかし、彼は違った。
「見てくる。」
なんと、彼はタオルを諦めなかった。
一体どこからその気力と体力が湧き出てくるのか?
その時、我々は気づいた。
このパワーこそが鳳来寺山が与えたもうたものではないのか。
汗と欲にまみれたタオル。
きっと誰も拾わないだろう。
鳳来寺の参道を汚すわけにはいかない。
彼は、足を引きずりながら戻っていった。
我々は彼を追う力が残っていなかった。
が、一人だけ彼を気遣い戻っていく者がいた。
それは、利修仙人の前で新たな地平を開いた最年少の女性Sさんだった。

『やはり、若い者は体力がある。』
不惑を目前に控えた私は思った。
しばらくすると思いがけない速さで帰還してきた。

「え?早い。」
すると、彼は言った。
「落としたと思ったら、シャツの中に入り込んでた。」
なんと。
ここで我々は考えた。
落としたと勘違いしたことを天罰と捉えるのか。
落としたと思ったが結果的にあって良かった、功徳があったと捉えるのか。
功徳、パワー、と、いうものは人により感じ方が違うと言う。
それは、受け取る側の気持ちなのだ。
前向きであれば、どんなに周囲が地獄のようだと考えても本人は満足する。
しかし、後ろ向きであれば、どんなに周囲がうらやむ状況でも本人は地獄にいると感じる。
パワーが感じないと思えばパワーは無く、パワーがあると感じればパワーはある。
色即是空。空即是色。
意味合いは若干違うかもしれないが、そんな感じかもしれない。
そんなことを、我々に気づかせた鳳来寺は、やはり偉大なのかもしれない。
しかし、我々は俗世の人間。
飯が無ければ腹が減る。
やっぱり宝くじは当たって欲しい。
松尾芭蕉が腹痛を起こして寝込んだ屋根屋の跡地を見ながら帰路に着く。

そして、最後に我々はもう一勝負挑むこととなる。
決戦の地、おかめ茶屋。

疲労困憊の我々にとって、五平餅は大事なカロリー補給源。
なによりここの五平餅はうまい。
つけあわせの漬物が嬉しい。温かいお茶も付いている。お得だ。
各地で観光地化して消えてしまったおもてなしの心が、まだ、ここにはある。
我々は焼けるのを待った。

なんと素敵な笑顔だ。
何か好運があるのではないか。
疲労している我々は、鳳来寺の教えから、何もかもに可能性を感じてしまう状況だった。
そして、五平餅キターーーーー!

餓鬼のように貪り食う一同。

「きっと、この五平餅の木で削れば御利益が得られるのではないか?」
五平餅の木に神が宿るのでは無いか。
そのとき、我々はそう信じた。
神の依代。御幣。
その御幣に似ているから五平餅というようになった、という説がある。
そう、まさに『御幣餅』。
これはいける。
我々は確信した。
そしておかめ茶屋のおかみさん達も見守る中、我々は最後の勝負を行った。

スクラッチは削られる。
そして、ついにその瞬間は現れるのか。
この模様は動画もあります。
決戦は終わった。。。
我々は今日一日の疲れを癒すため、集える者たちだけで飯を食うこととし、一度汗を流しに風呂へ行くこととした。
鳳来寺の山麓にある湯谷温泉は暖かく疲れを癒してくれる。
その後、こんたく長篠で流通量が少なく地元でしかお目にかかれない鳳来牛を喰らう。

よくよくみれば、この日は29日。肉の日、ということで全品5%引き。一部メニューは20%引きだった。
これも御利益なのだろう。
そして、我々は肉を貪り食った。
血管が詰まるほど。

こうして健康に美味しく肉が食べられるのも、適度な運動と綺麗な空気のお陰といえる。
今回は見事に高額当選、という結果を得ることはできなかった。
しかし、メンバーの一人は言った。
「今までさんざん鳳来寺の石段登ったけど、今日は今までに無く楽しめた。」
いい歳こいた大人が子どもに戻ることのできるのは幸せなことかもしれない。
直接的な現世利益は得ることはできなかったものの、それに勝るとも劣らない楽しみを提供してくれた鳳来寺山。
やはりパワースポット、
なのかもしれない。
信じるか信じないかはあなた次第。
次は御自身でお試しあれ。
次回は、史上最大のパワーを吐き出すといわれる中央構造線上のパワースポット『百間滝編』。
そこで我々が目にした光景とは?!
お楽しみに。
後日談。
叫んだSさんは、見事自ら購入したほうのスクラッチで、3,200円を当てました。
「当たれ!」と叫んだのは、どうも自らの方だったのかもしれない・・・。