長篠落武者日記

長篠の落武者となった城オタクによるブログです。

バックヤードツアー Vol.2

2012年06月02日 | 奥三河
山城デジタルスタンプラリー感謝祭、当選者限定『湯浅主任学芸員による設楽原歴史資料館バックヤードツアー』の第2回目でした。これにてツアーは終了です。当選された方おめでとうございました。
本日も私は運転手ボランティアと言うことで同行が叶いました。
午前中は前回と同じく資料館内案内でした。

第2回目の方もいるので前回は詳しく書きませんでしたが、例えば、野田城で笛の音に誘われた武田信玄を撃ったとされる『信玄砲』なる戦国時代の火縄銃の銃身が地元に残されているが、火縄銃は自動車のようにリサイクルされるもののため、なんらかの伝承がないと残そうとする意思が働かない。島津では井伊直政を撃った鉄砲をわざわざ残していることから、信玄砲が残っているのは、早い段階から地元には信玄が撃たれたと言う伝承があったことがうかがえる。

※信玄砲を前に湯浅氏説明。この写真は第1回目のもの。
稲富流練習用鉄砲には鉄砲の中ほどにぽっちが付いていて、そこを持てば火縄銃が安定するよ、などの工夫がなされている、とか、

※写真奥の鉄砲が練習用。

※ぽっち部分拡大図
鳥居強右衛門は逆さ磔にされたとの説はもはや間違いと言っていい、とか、

※郷土の英雄、強右衛門。決してその格好のみに目を奪われてはいけない。
この他にも多数の最新の学説に基づいた湯浅主任学芸員の説明がありました。
その後は前回も行われた鉄砲の解体ショー。

相変わらずの高速作業でした。
その後、本日は前回と違い鳶ヶ巣砦へ向かいました。
ここもまた狭い道でしたが、なんとかクリア。鳶ヶ巣砦もなかなかわかりにくい場所にあります。



鳶ヶ巣砦から長篠城を望む。

設楽原鉄砲隊隊員でもある湯浅氏から実際に火縄銃を撃ったときの音などから鳶ヶ巣奇襲と設楽原合戦を想定した話もあり面白かったです。(音が設楽原までは聞こえなかったのではないか、というものでした。)
その後は長篠城を見学。

そしてあのわかりにくい武田勝頼観戦地へ。

最後は馬防柵復元現場で思いを馳せて終了、

と、いう運びとなりました。

こうした面白い企画が、またできるといいですねぇ。
山城デジタルスタンプラリーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

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