長篠落武者日記

長篠の落武者となった城オタクによるブログです。

社会人しながら大学院を修了してみた。

2020年03月06日 | 社会人大学院
特に今まで公表はしておりませんでしたが、実は大学院に行っていたため、ブログが休止に近い状態となっていました。
昨日、無事に修士論文が合格したので、大学院を修了できることとなりました。(博士課程前期、というのは、修士課程のことです。)

※仕事で大学へ行けないので、指導教官に撮影していただきました。

世の中、大学卒業後大学院へストレートに行く方も多く、わざわざ社会人になってから行く人も、さほど多くはないと思います。
理系の方であれば、本業が研究と直結することも多く、社会人院生もいますが、私のような文系で、なおかつ現役世代で行く人というのは少ないと思います。
しかし、自分が院へ行っていることを話すと、興味を持って聞いてくる人も多かったので、折角なのでブログにどんな感じかをまとめておこうと思います。

Q:なぜ大学院へ行ったの?
A:本業である仕事を終えた際、結構山あり谷ありだったことから「小説書いたらどうだ?」という話をされたことがあります。
個人的にも、折角なのでまとめておきたいな、と、思っていたのですが、なかなか書く時間がない。
そんな時、知り合いの大学の先生から「大学院へ行くと強制的に書かないといけなくなるので、そうした利用をされる方が多いですよ。」とアドバイスが。
たまたま、その先生の専門と自分のまとめたい内容が一致しなかったので見送っていたのですが、偶然、自分の指導教官となる先生と知り合って、まとめたい内容を専門としていたので弟子入りした、と、という経緯があります。
また、歴史のブログ書いていて、実際の研究ってどうやるんだろう?という疑問が常々ありまして、一度しっかりと研究手法を学びたいと思っていたことも動機の一つです。自分は卒論を書かなくても良い学部出身だったので論文書いたことがなく、論文の書き方を知らなかったのです。結果的に、大学院は歴史とは全く違う分野の内容でしたが、論文の作法は学ぶことができましたので、有用だったと思います。

Q:メリットあるの?
A:資格のように取得したことで、なんらかの変化が現れる、ということは少ないのではないかと思います。私の会社の場合、今回の修了で何か給料が上がる訳でも、手当が付くわけでも、出世するわけでもありません。笑。
ただし、本業と関連した研究を行うことで、影響はかなり受けています。自分の仕事を行う際、理論的裏付けや先進事例を知ることができるため、仕事をする上で、相当役だったという実感はあります。自分の仕事の専門分野の先生に、研究にかこつけて色々と仕事の相談ができるのも大きなメリットでした。
最も大きなメリットは
理論を学ぶことで経験のみに頼って仕事をしなくなる
ということがあります。
後輩で「上司に仕事の質問をしたとき、経験に基づく指示があっても、時代がちがうので全く見当はずれの指示が来てしまい困った。」と言ってた子がいます。経験を語っているうちに、自分の自慢話になってしまう人を私もよく見ました。正直、見当はずれの指示やアドバイスをしている人を見ていると、大変残念な人に映ったものです。社会の変化が速い時代なので、経験が通用しにくくなっています。そのため、最新の情報に触れて、適宜経験に修正を加えないと、技として使えなくなっていると感じます。
実際、院へ行ってから、自分が後輩や部下の相談に乗った際、「今まで理屈や根拠から説明してくれる人がいなかった。理屈から説明されるので、理解がしやすい。」という感想をもらうことが多いです。これは、自分自身が理論を学ぶことで「経験で得たことを既に理屈で説明してる人が世の中にめちゃくちゃいるじゃん!」と驚き、その驚きと共に覚えたての単語を連呼する小学生のように、知ったばかりの理論を面白がって、話に交えて説明していたからのようです。
もっとも、理論ばかり語っていると「で、お前の今までの実績はどないやねん?」というツッコミが来て、よく職場で干されている人を見ますので、経験と理屈のバランスが最も重要になると思います。経験ばかりでも理論ばかりでもダメなんでしょうね。しかし、学卒社会人はどちらかというと経験の比重が重くなりがちなので、理論の強化を図るのには本業と関係した大学院に行くと良いと感じます。

私なりの結論として、修士なり博士なりが仕事とを行う上で必須な職業は別として、普通のサラリーマンであれば、目に見える具体的なメリットはないでしょうが、仕事をする上で目に見えないメリットは、結構あるのではないかと思います。

長くなりましたので、次回は「仕事と院は両立できるの?」といった、一番皆さんが気になる点を中心に書きたいと思います。

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